年末年始を過ごすため二日前から義母が泊まりに来ている。
下の部屋は何とか片づけたが二階はぐちゃぐちゃ。 でも義母は足が悪く、二階には上がれないので、そのままにしていた。
と、と、ところが、今朝、私が鏡台の前で出かける準備をしていると、
「よっこいしょ」
と言いながら、階段を上がってくる義母の声が聞こえるではないか。
床には脱ぎっぱなしの服やカバン。タンスの上にも引出しに入りきれない服、靴下などが山積み。鏡台の上も化粧品やアクセサリーで雑然としている。
そこへ義母が
「手持ち無沙汰だから洗濯物を干すのぐらい手伝おうと思って」と入ってきてしまったのだ。
一瞬、アルプスの少女のハイジの友達クララが車いすから立ち上がって、歩いたときのことがふと思い出された。でもクララの父親の喜びの感情は、私にはなかった。
「良妻賢母の私のイメージが崩れてしまう!」 しかし、こうなったら開き直るしかない。
カッコつけたってしょうがない。
「片づけようとは思っているんですが、なかなかできなくてー」と くるしい言い訳をする。
「みんなそんなもんですよ」と言って、義母は散らかっている服を次々とたたみ始めた。
あれよあれよと言う間にすっかり片付いて、まるで別の部屋のよう。
大事なのは、ダメな自分を見せる勇気。 完璧な嫁を演じていたら疲れてしまう。
ダメな自分を見せたら、自分も気持ちが楽になるし、母も手伝えることがある方が嬉しいのだと気付いた。
両方にとっていいことなのだ。 これから一週間、力を抜いて気楽に行きます!
2013年 12月29日
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