あなたが亡くなった後、
子どもや孫にどんなことを覚えていてもらいたいだろうか。
まもなく夫が急死してから一年になる。
先週、一周忌で家族とともにお墓参りに行った。
大人だけならしんみりする場面だが、
小さな子どもたちがいると賑やかになり、寂しさもやわらぐ。
まだ小さいと思っていた3番目の孫(5歳半)に訊いてみた。
「じいじのどんなことを覚えてる?」
プールで一緒に泳いだことかと思いきや、返ってきたのは…
「ご飯のあと、片付けないでソファーに行って、
テーブルに足をのせてテレビ見てたこと!」
なんと3人の孫で再現してくれた。

な〜んと!
人はいつ、何を見られているかわからない。
私は何を言われるんだろう…。
子どもの頃から夫を知る叔母が、こんな話をしてくれた。
「小さい時ね、お相撲の後、
“テレビさんも休ませてあげないとね”って言って、テレビを消してたのよ」
優しかったことも、だらしなかったことも——
それが人間である。
笑えない日は、作り笑いでもいい。
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