「10歳から15歳の頃の印象に残っている思い出はなんですか?」

 

昨年傾聴のクラスで学んだ質問を機会があるごとに訊いています。

この質問は 脳を活性化させるそうです。

 

 

恩師の72歳のIさんにも訊いてみました。 

 

するとIさんは ちょっと考えてからこう話し始めました。

 

中2のとき、先輩に誘われて校舎のトイレでたばこを吸ったことがあった。

それが学校にばれて20名くらいが保護者と学校に呼び出されたんだ。

 

幼いころに父親を亡くし、母のおかげで私立中学に入学したというのに

こんなことをしてしまって。。。。

 

泣いて謝ったが、

「男の子だから、そんなことぐらいあるさ」

と母は一言も怒らなかった。

 

学校から二人で帰る途中、うなだれて歩いていると 

母が「そばでも食べていこうか」と言って、蕎麦屋でそばを食べて帰ったんだ。

 

あの時のことは忘れられないなぁ。

 

だから自分が親になり、長男が万引きして警察に呼ばれたときも 一言も叱らなかった。

そして帰りに「蕎麦でも食うか?」って2人でそば食べて帰ったよ。

 

「10歳から15歳までの印象に残ったことは何ですか?」

 何気なく訊いた質問からこんな答えが 出てくるとは。。。 

Iさんの温かい笑顔が印象的でした。

 

次の日にIさんからこんなメッセージをいただきました。

 

 

質問は「頭と心」を成長させますね。

本当に言いたいことは言葉にはできない。

文字には書けない。

時々ちらっと顔を出す。

昨日の質問の答えみたいに。

 

だから良い質問は、「宝」を探す最高の道具です。