今からちょうど4年前
拙著『ユーモアコミュニケーション~場の雰囲気を一瞬で変える』が
8月に発売され間もなく、
amazonレビューが次々に入るようになった。
そんなある日、amazonレビューを見ると
「失敗した本」というタイトルで、
レビューが書かれてあった。
全く面白くなかった。
1400円損した。
がーん!
いや、これは落ち込むことではない。
阿川佐和子だって
あのベストセラーの『聞く力』について
「買って損した」という感想をもらったことがあると
言っていたじゃないか。
と言い聞かせてみるものの
悲しい。(T_T)
「失敗だ」まで言わなくていいじゃないか。
~としょんぼり。
ま、でも見知らぬ人だし、
気にしないことにした。
けれども、
その後もっとショックなことが起きた。
出版してすぐ本を購入した知人から
「断捨離をするので、本を捨てる」と
メールが来たのだ。
もちろん、そういう書き方はしていない。
断捨離を始めた。
本もかなりの量があったので、処分する前に、
今までサインを貰った本を一つ一つ紹介して
それを一覧表にしたというのだ。
本人は、本の紹介をしているのだから
いいと思ったのだろう。
一冊ずつ著者との出会い、
そして本の要約がされていた。
私の本はユーモアスピーチを作るための本と紹介されていた。
(たぶん、ほとんど読んでいなかったのだろう)
これはさすがにショックで
3日くらい落ち込んでいた。
4年経った今だったら、
仕方がないと思えるが、
4ヶ月前に出版したばかりだったのだ。
たぶん本人は、全く悪気はなかったのだと思う。
私だって買ってくれたすべての人が
今も大事に持っているとは思っていない。
捨ててしまう人もいるだろう。
でもわざわざ著者に言うことはないではないか!
落ち込んでいた私を友人が励ましてくれた。
ネガティブなコメントが入ってくると
いうことは、
多くの人に行き渡っているという証拠だ。
ライティングの師匠山口拓朗さんも
「ネガティブレビューもらったら赤飯を炊け」
と言っている。
見方を変えれば、
何か面白いものが見えてくる。
いいと言ってくれる人がいて、
買って損したという人がいる。
そのどちらもあって、
アマゾンレビューが101になった。
レビューを書いてくれて人、
応援してくれた人のおかげだ。
そして、アマゾンレビューではないが、
ブログやnote その他のSNSで感想を書いてくれた人も数多くいる。
例えば、
他にもたくさん書いてもらった。
そういう人たちのおかげで、
この度、本の増刷が決まった。
4年後に増刷はあまりない例らしい。
本を出版したときは、
「読んでくれる人、いるのだろうか」と不安な気持ちだったが、
本を読んで「ユーモア体質になりたい」と
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少人数クラスだけれど、
参加者はどんどんユーモア体質になっている。
長い人は、3年受講し続けている。
そして進化し続けている。
そういうメンバーの成長についてもお伝えしていきたい。
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