うちと隣の間には、目隠し用の花壇がある。

 

1ヶ月ほど前、隣の奥さんが車をバックするときにぶつかり、壊れてしまった。

 

老朽化してもともとヒビが入っていたから

簡単に崩れたのだと思う。

 

隣の奥さんIさんとは回覧板を渡すときに

立ち話したり、年末は一緒に蟹を頼んだりする仲だ。

 

今回もレンガを戻したら気づかないので、

気にしないようにと言ったのだが、

車の保険で修理するというので、

お願いすることにした。

 

 

ビフォーはこんな感じ。

 

 

 

レンガをはずしたらこんなふうになっていた。

 

 

 

木を抜いたあと

 

 

 

この筒は何? 

植木屋さんもわからないとのこと。

 

こんなに本格的にやるとは知らなかった。

 

 

 

7時間くらいかかった。

 

 

 

新しいレンガと古いレンガとが上手くマッチしている。

 

数日を置いて、新しいサザンカと竜のひげが入るらしい。

 

 

隣の奥さんが、ぶつけたことで、

もともとヒビが入っていたレンガがきれいになる。

 

そういえば、前にも同じようなことがあった。

 

壁の塗装をお願いしていたとき、

作業していた人が、ペンキを給湯器とキッチンのドアにこぼしてしまい、

両方とも交換してくれることになったのだ。

 

 

「なんだかかえって申し訳ないなぁ」という気持ちに

真面目な私は思った。

 

 

「いぇ~い! やったぜ、ベイビー!(古い)」

 

とは思えなかった。

 

けれど、心の片隅でちょっとだけ「うっしっし」と思ったことは白状しておこう。

 

とはいえ、どこかで得したと思ったら、

どこかで損をしているのが人生だ。

 

 

そして自分が失敗して落ち込んでいても、

その分誰かが得していることもある。

 

今回だって、隣の奥さんがぶつけてくれたおかげで

うちの花壇はこれから20年は安泰だし、

植木屋さんは仕事になったし

レンガを作っている会社も儲かった。

 

そう、彼女は経済を回してくれたのだ!\(^o^)/

 

 

だからもし、あなたが何か失敗しても

落ち込まないでほしい。

あなたの失敗が、誰かを救うということもあるのだから。

 


なんて かっこいい終わり方。(笑)

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