もし、あなたが食品会社から大手のコンサルティング会社に採用されて、
お給料もそこそこもらっていたとしたら、、
そこを辞めてラーメン屋で働こうと思うだろうか?
ほめ育の第一人者で、教育実践家の原邦夫さんが今週の耳ビジのゲストだ。
原さんは、
「誰でも、何かの分野で、その人しか持っていないかけがいのない長所、価値があり、
その分野だったら1番になれる」と信じている。
コンサルティング会社では一番になれないと悟った原さんは
上司や先輩にどうしたら一番になれるかと相談する。
そして現場に行くことを勧められる。
現場というのは、汚い仕事、みんながしたくない仕事、子供の夢にならない仕事だ。
なぜなら、コンサルタントは出世するにしたがって、
現場の人たちの気持ちに寄り添うのが難しくなってくるからだ。
もし現場で経験を積み、
コンサルタント会社に戻れば
一番になれるだろうと言われた原さんは会社をやめる。
28歳の時だった。
覚悟を決めてラーメン屋に入ったものの、
仕事は皿洗いからスタート。
50度のお湯でひたすら洗い続ける毎日。
本当に辛かったそうだ。
繁盛店だったので、早くうまく洗わないといけないのに、それができなくて、
落ち込み、コンサル会社を辞めたことを悔やんだりもした。
でもここでまた辞めたら、自分はだめになってしまう。
ある時、原さんは、決心する。
まずは、目の前の皿洗いをクリアしよう と。
同僚のスポンジや洗剤に
「今日も頑張ろうや」と声をかける。
↑
ユーモア♪
物との関係を大事にするようになったそうだ。
そして一生懸命洗っているうちに、
技術と経験が身についてきて、
だんだん面白くなってきたそうだ。
これが、成長する人としない人の違いではないだろうか。
いやいやながら、めんどくさがりながらやるのではなく、
どうしたら目の前の仕事を
もっとうまくできるようになるかと工夫する。
するとだんだん上手くなってきて、成長を実感できるようになった。
ラーメン店は単価が安いので、
回転率が大事になる。
どの客にどこに座ってもらうか。
席の案内も瞬時に決める。
その案内もうまくできると達成感がある。
そんなふうに工夫して技術を磨いているうちに
店長になり、お店も繁盛店になり、売上もあがった。
明日からの話も楽しみだ。
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