昨日、なぜ突然「次郎物語」のことについて書いたのかというと、

今NHKの連続ドラマ「らんまん」のシーンがきっかけだった。

雑草の話から、松の木の話を思い出したのだ。

 

 

昨日のブログ

生きるのが辛かった時に私を励ましてくれた『次郎物語』

 

「らんまん」は日本の植物学者 

牧野富太郎の人生をモデルとしたストーリーだ。

 

土佐の酒蔵の跡取りとして生まれた万太郎は、

植物学への道を諦め、

酒蔵峰屋の当主になることを決めたのだが、

その時、自由民権運動の集会で、

リーダー早川逸馬に出会う。

 

逸馬が大声で民衆に語りかけていた。

「我ら人民は、これ以上役立たずの雑草と馬鹿にされ、

卑しき民草と踏みにじられてはいかん!」

 

この言葉に反応して万太郎は、思わず

「それは違う!」と叫ぶ。

 

そして反対勢力と勘違いされ、

演説会の舞台のうえに上げられてしまう。

 

説明を求められ、

万太郎は雑草の凄さを語るのだが、

逸馬は、万太郎の話を比喩として捉え大喜びする。

 

万太郎が、

「雑草が役立たずと言ったが、同じ草は一つもない。

葉の形、花の色、どこに生きるか」

というようなことを言うと

逸馬が、 「天賦人権 誰もが点から権利を与えられている」

と叫ぶ。

 

万太郎:「そして根を張って生きるがじゃ、

根をつよーく張って。どの草も命を繋いでいく」

 

逸馬: 「生存の権利」

 

万太郎: 「厳しい季節の間も根っこ同士繋がりあって、生き延びる力を蓄える。
     元気いっぱい芽吹くために」

逸馬: 「同士の団結」

 

 

万太郎は植物のことを話しているのに、

逸馬は、自由民権運動ことを話しているのが

可笑しくて笑ってしまった。

 

人に何かを伝える時、

 

聞いている人に絵が出るように

想像させることは大事だ。

 

 

「天賦人権」「生存の権利」「同士の団結」

と言われても心に残らない。

 

でも万太郎のように植物の話にすると

わかりやすい。

 

以前ディベートの練習を一対一で相手を変えて練習したことが

あったが、相手が、やたらに難しい熟語を使って

何が言いたいのか全くわからなかったことがある。

 

身近なものを例えにして使う

心がけようと思う。

 

 

 

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