自分のいいところを言ってもらって
「いいねぇ他には?」と相手の良さを引き出すエクササイズは、
対面でのワークショップでもよく使います。
・自分のいいところを見つける
・ゲームのように楽しく言う
・相手に「言わなきゃよかった」と思わせないリアクション
・リズム感
・褒める
などいろんな練習になります。
あるワークショップで、
2人の男性に前に出て
デモンストレーションをやってもらったことがあります。
MさんとTさん。
Mさんのいいところは何?
に対してMさんは、
「行動力があること!」
「女性に優しいこと!」
「掃除が得意なこと!」
などと掃除しているジェスチャーをしたり
体全体を使って話してくれました。
その楽しそうな話し方に
聞いているみんなも笑顔になりました。
一方Tさんのいいところを聞くと、
「なんでもいい加減なとこ」
「仕事はぎりぎりまでやらないこと」
「ぐうたら人間なとこ」
すべて自虐です。
1つ目までは良かったのですが、
2つ目、3つ目もネガティブな言葉が続くと
なんとなくいや~な雰囲気になることに気づきました。
多分Tさんは、
自分のいいところを言うことなど
今までなかったのだと思います。
だから照れてしまって、
自虐を言ってしまったのだと思います。
(ユーモアクラスでも最初は自分のいいところ3つ書けない人もいます)
私のライティングの先生 山口拓郎さんが、
ツイッターでこんなことをつぶやいていました。
「自虐」を語ってユーモアを生み出す人と
「自虐」を語って不安や不快を撒き散らす人。
前者は人気のある人で
後者は人気のない人だ。
自分にある程度の自信がない人が言うと
自虐ネタは聞いていて辛くなりますね。
長所も欠点も含めての自分にOKを出している人は、
自虐を語っても余裕が感じられて、
こちらも笑えるのだと思います。
私も自分が嫌いだったときは、
ユーモアのある会話はできませんでした。
今は自分のことが、
大 大 だ~い好き!
とは行きませんが、
ま、完璧じゃないところがチャーミング
と思える自分になっています。
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