今から2年前のことです。

2019年の8月『ユーモアコミュニケーション~場の雰囲気を一瞬で変える!』

発売開始になって2日目に、突然FBに私の本の画像が出てきました。

 

 

FBではお友達になっていましたが、

まだお会いしたことがないラファエルさんが

とても良い本だと書いてくださったのです。

外部の方からの初コメントは、本当に嬉しかったです。

 

 

あれから2年が経ち、今日Amazonにレビューがアップされたとご連絡をいただきました。

そのレビューを読んで感激!

 

深い! 

 

トーストマスターズ(スピーチクラブ)でスピーチに対して論評するセッションがあります。

簡単に説明すると、スピーカーの成長のため、

別のメンバーがスピーチの良かった点と改善点を話すものです。

 

論評者が経験豊富だとスピーチを聞いたときより、

論評を聞いたときのほうがスピーチの価値が上がることがあります。

 

まさにそんな感じです。(*^^*)

 

レビューが素晴らしすぎて、思わず「誰の本?」と思ってしまったほどです。(笑)

 

とういうことで、アマゾンでも見られますが、

こちらでもシェアさせていただきたいと思います。

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ラファエルさんのamazon のレビュー

コミュニケーション活動に携わるすべての方のmustbook です。

 

本書は「面白おかしく物事を語る」ための「技術書」ではありません。

それを期待する方は失望するでしょう。

草刈さんがここにお書きのことは「人間とは何か」という、

根本的かつ根源的な問いに対する、一つの明確な「答え」です。

「ユーモアコミュニケーション:場の雰囲気を一瞬で変える」というタイトルから、

何か特別なテクニックを使って聞いている人を巻き込み、

自分の思うような方向に動かしてゆく…ための本だと思う方もいるかもしれませんね。

でも本書の(そして筆者、草刈さんの)基本的なstanceは、それとは最も遠いところに位置しています。

 

ユーモアの感覚は「自分を変える」ためのものです。

「変える」という言葉が強すぎるのならば「気づく」でもよいし、「知る」でもよいでしょう。

自分が自分のことを

「自分はこういう人間なんだ」と思い込んでいる、

その「思い込み」に、どうすればさよならができるのか、

それを草刈さんは書いています。

 

本書には草刈さんの個人的な体験がたくさんでてきます。

それを読んで「ただの自慢話だ」と思うとすれば、それは大間違いです。

草刈さんがここに書かれているのは、

自分と、自分を取り巻く「他者」との「関係」(思い込みによるもの)に、

どうやったら決別して新しい「関係」に気づけるかということだからです。

 

 

「自分探し」「自己アイデンティティの確立」が大流行の昨今です。

でも探しても探しても「自分」見つかりません。

 

確立しようとすればするほどはっきりと気づくのが、

自分のアイデンティティの不確実さです。

 

他者との関連なしに自己は存在しない、

そしてその「関連」はすべてある特定のstanceからの見方による、

だったらその見方を変えることでその関係そのものを変えることができるはずだ…。

 

筆者である草刈さんが最も主張したかったことは

そのようなことなのではないか、と私は読みました。

 

本書98ページに「話すの反対は聴くことではない。

話すの反対は待つことだ:

The opposite of talking is not listening.

The opposite of talking is waiting.」

という引用があります。

 

思わずChurchillの

「Courage is what it takes to stand up and speak;

courage is also what it takes to sit down and listen」

 

(人の前に立ち話すためには勇気がいる。

座って聴くことにも同様に勇気がいるのだ)を思いだしました。

 

他人の話しを聞くことはその人と自分との関係・関連を確認する作業であり、

ユーモアのセンスとはそこに新しい関連と関係とを読み解くことなのだ、

ということでもあるでしょう。

 

まさに「Sense of Humor is Sense of Human」なのですね。

 

少し抽象的になりすぎました。この本の本当によいところは、

自分の体験を通じて他者との関連の変容を語っているところであり、

それはもしかしたらすべてのコミュニケーションの本質にかかわるものなのかもしれません。

 

Must bookと書かせていただいた理由です。

 

The past and others cannot be altered. 「過去と他人は変えられない」 (Eric Berne)

良く使われる言葉です。

 

変えられないはずの「過去」も

「ユーモア」の視点から見ればその意味を変えることができるという点も、

このご本の大事な視点であるように思います。

 

最後に一つ草刈さんにお願いしたいこと、

続編でぜひ「語り」narrativeの視点からユーモアを取り上げていただきたく思います。

 

世の中には草刈さんがここで取り上げられたような

extrovert humorもあれば、

introvert humorもあり、

どちらも同じように「過去の意味を変える」ためには役に立つと考えているからです。

 

全て人間と人間のコミュニケーションに少しでも興味を持たれる方にお勧めしたい一冊です。

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ラファエルさん、ありがとうございました!