朝日新聞の「ひととき」に女子大生の投稿が載っていました。

サークルの歓迎会での自己紹介。

親が転勤族で地域を転々と移動するたび、

自分のキャラを変えてきたことを少し自虐的に話したそうです。

大学生になってそんな自分を一貫性がないのではないか。

人の目を気にしすぎるのではないか と悩みはじめていました。

ところが、その自己紹介を聞いていた別の生徒がこんな言葉をかけました。

 

「『置かれた場所で咲く』って言葉がぴったりな方だと思いました」

 

なんて素敵なコメントなんでしょう!

こんな言葉をかけられる人になりたい! と強く思ったのでシェアします。

相手が少しネガティブなことを言ってくるとき、相手に寄り添うことは大事だけれど、

違う見方を伝えられると、明るい光が差し込んでくるかもしれません。

普段から肯定的に物事を見る癖、それを言葉で表現する力、そして相手に伝える勇気

意識して行きたいと思います。

 

                                 picture taken by Tomoko Kurimoto

 

置かれた場所で

「『置かれた場所で咲く』って言葉がぴったりな方だと思いました」

今年の春、サークルの歓迎会で自己紹介をした時。

参加者から、思いがけない言葉をかけられた。

親が転勤族でいろいろな地域を転々としてきたこと、

その度に自分のキャラクターを変えてきたこと。少し自虐的に話した。

引っ越しはこれまでに9回。

幼稚園や小学校は一年単位で変わることが多かった。

すでに作り上げられた環境に新しい存在として加わる以上、

皆に望まれる存在でありたいと思っていた。

自分のキャラクターは、その時の環境を察して変化させてきた。

学級委員長を務めることもあったし、おとなしいキャラで生活することもあった。

しかし大学生になって、自分には一貫性がないのでは、と悩むようになった。

人の目を気にしすぎてしまう性格も嫌だ。

そんな私への冒頭の言葉。その言葉をかみしめるうち、

私の心の中にあった後悔や過去の自分に対する恨めしい思いが和らいでいった。

お世辞で言ってくれただけかもしれない。

でも私は置かれた場所で咲くことができていたのかもしれない。これからも、きっと。

朝日新聞 ひととき より。
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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