先日参加した夏川立也さんと諸井英徳さんの講演は、

とても心に残るものだった。

 

講演会のブログはこちら
【笑いで日本を活性化!心揺さぶる講演会】

 

その中で諸井さんが紹介していたのが、

精神科医ヴィクトール・E・フランクルの『夜と霧』

 

題名は知っていたけれど、ずっと手を伸ばせないでいた本だった。

諸井さんが強く勧めていたこともあり、

今回は思い切ってオーディブルで耳から読んでみることに。

 

 

アウシュビッツという死と隣り合わせの状況で、

人間はどうなるのか。過酷すぎる現実の中で、

フランクルが注目したのは「ユーモア」だった。

 

彼は「ユーモアは自分を見失わないための武器だ」と言っている。

仲間の外科医と「毎日ひとつは笑い話をつくろう」と決め、

たとえば家庭に戻ったらスープをよそってもらうとき

「底の方からすくってください」とつい言ってしまいそうだ、と笑い合ったそうだ。

 

 

どんなに過酷な環境でも、

ほんの一瞬“間”をつくり、視点を変えることで心を守ろうとしたのだろう。

 

実は私は、アメリカのユーモアアカデミー(AATH)でも、

何度もフランクルの言葉に出会ってきた。

 

 

特に有名なのが、次の一節だ。

Between stimulus and response there is a space.

In that space is our power to choose our response.

In our response lies our growth and our freedom.

 

刺激と反応のあいだには“間”がある。

その間に、私たちが反応を選ぶ自由と成長がある。

 

この言葉を改めて聞いたとき、

日常の中でどれだけ私たちが“即反応”してしまっているかに気づかされた。

カッとしたり、落ち込んだりする前に、

ほんの一瞬だけ立ち止まる。

 

その“間”にユーモアを差し込めたら、

どんな状況も少しは軽くなる。

 

若い頃よりは大分穏やかになってきた私だが、

まだまだユーモアを交えられないときがある。

 

諸井さんの紹介がなければ、

この本を読む機会を先延ばしにしていたかもしれない。

出会いに感謝しつつ、

 

ユーモアはただの笑いではなく、

生き抜くための力そのものだ

と感じた。

私も毎日笑い話を作ろうっと。

 

 

お知らせ  



  ★★2025年9月より、
「新ユーモアコミュニケーション10回コース」スタートします!

★毎朝6時半からラインオープンチャットでライブトークしています。
『クスッと笑ってワクワク目覚める朝の15分』
ぜひお耳寄りください!
→詳しくはこちら


★著書「ユーモアコミュニケーション 場の雰囲気を一瞬で変える!」

【2025最新】
「話し方」のお勧め186選ランキングで5位
「コミュニケーション論」のお勧め197選!ランキングで3位に選ばれました!

→ご購入はこちら
※Kindleでも購入できます。


★LINE公式でユーモアに関するイベントを紹介しています。
登録はこちらから
※登録されて方には「ユーモア体質になる100の方法」をプレゼント!

  

★You Tube始めました!

ユーモア・コミュニケーションチャンネル

英会話でええ会話チャンネル