学生時代、人前で堂々と話せる友人を見て

いつも羨ましく思っていた。

 

私は、人前で話すたびに

心臓の音が他の人に聞こえるのではないかというくらいドキドキしていた。

 

子どもの保護者会で

「それでは、お母様方にも一言お願いします」

と言われ、

自分の順番が近づいてくるのが

本当に嫌だった。

 

約20年前にスピーチクラブに入った。

少しずつ“人前で話すこと”に慣れてきて、

今では、真面目すぎる自分を変えたいという人たちに

コミュニケーションのトレーニングをしている。

 

生真面目な人の多くは、

「間違えたくない」「恥をかきたくない」という思いが強い。

そのため、なかなか積極的に話そうとしない。

 

そんな人にぴったりの本がこちら。

『今すぐ!思わず!もう一度! 人前で話したくなる声と話し方』。

 

これは「人前で話せるようになる本」ではなく、

読んだら“話したくなる”本だ。

著者の下間都代子さんは、

話すのが苦手な人を何人も導いてきた方。

 

その経験があるからこそ、悩みに寄り添いながら

そっと手を引いて前に連れていってくれる。

 

私も生徒の一人。 

自分の話し方だけでなく、導き方も学んでいる。

 

この本には、論理的な解説と、実際の例が豊富で、

「なるほど、そういうことか」と何度もうなずいた。

 

特に印象に残ったのは、

第2章のネタの見つけ方と話の構成。

 

「話せと言われても、何を話せばいいかわからない」

そんな人にこそ読んでほしい。

スピーチマップに沿って話せば構成もバッチリで、

聞く側もとても聞きやすくなる。

 

そして、下間さんの話が面白い理由は、

このスピーチマップの“寄り道”部分。

この寄り道エピソードが、いつも思わず笑ってしまう。

 

本に登場するメンバーは、

クラブハウス「耳で読むビジネス書」で熱心に学んでいる仲間たち。

最初はおどおどして話していたのに、

今では自信たっぷりに話していて、

私自身その成長に驚いている。

 

「人前」と言うと、何十人もの前で話すことを

思い浮かべるかもしれないが、

2〜3人に話すときだって同じ。

せっかく話すなら、やっぱり“伝わってほしい”。

 

この本は、話すのが苦手な人から

もっと話し方を磨きたい人まで、

じっくり学べる一冊だ。

 

出版記念パーティにて

 

 

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