50代、60代になると、親の介護が始まるもの。

私の母も89歳で、要介護5の寝たきりだが、

会話や笑顔ができるので、良い関係が続いている。

(むしろ、元気だった頃より良い関係だ♡)

 

 

ファシリクラスのメンバーTさんも、

2年前からユーモアクラスに通っている。

最初は表情が硬く、感情が読みにくかったが、

今ではとっても素敵な笑顔で、声も聞きやすい。

 

そんなTさんが、

認知症が進んできた義母のいる福岡に引っ越した。

義母はよく「ものがなくなった」と言い、

「あんたが取ったんでしょ!」とTさんを責める。

 

ある日、包丁を取ったと責められたTさんは、

自分の包丁をすべて持参し、

義母の包丁と並べて潔白を証明しようとしたが、

義母の考えは変わらなかったそうだ。

 

 

 

そこでTさんは、ユーモアクラスで学んだ3つのワークを活用。

① 俯瞰して面白がる

② 相手の感情に寄り添う

③ 別人になって遊んでみる

 

 

まず俯瞰して面白がる。

包丁のシーン、スリラー映画のようで少し笑える。

そして義母がなぜそう言うのかを考えると、

「不安や歯がゆさ」が原因かもしれないと思えた。

 

そんな風に考えたら、

義母が愛おしく思えるようになったという。

 

 

それからは義母が「〇〇がない~」と言うと、

最初から否定せずに

「ないんですか~?じゃ、一緒に探しましょう!」

と声をかけたり、

 

時には女優になりきって

「おかあさまっ、わたくしのこと信じてもらえないんですか?」

と遊んでみた。

 

すると、心に余裕ができ、思い詰めることなく気持ちが楽になったそうだ。

 

 

Tさん、あっぱれ!

 

介護でお悩みのあなた、ぜひお試しください!

 

 

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