自分の葬式の妄想　絶望からの復活

 

先週から始まったクラブハウスの番組

「人生はいつもリスタート」の２人目のゲストは

ユーモアコミュニケーションクラスを一番長く受講している

マッピーこと藤村雅也さんだった。

 

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小学校３年生のときに両親が離婚。

父親が三人の息子を育てる。

中高は有名進学校に通い、国立大学に入学するも

勉強は嫌いだった。

大学で一人暮らしが始まると、

バイトのすべてをパチンコに費やす毎日。

大学を中退して

アルバイトを点々とするものの

人間関係で躓く。

 

阪神大震災を機に、上京した父親と住むようになる。

人にどう思われるかを気にしていつも気をはっているので

家に帰ってくるとぐったり。

現実逃避でパチンコ屋へ。

ついにある日ぷつんと切れてしまった。

そこから長い引きこもり生活が始まる。

社会でコミュニケーションができない自分が情けなくて、

カーテンを締め切った暗い部屋で布団をかぶって

泣く毎日。

 

マンションで父親の隣の部屋に住んでいたマッピーは、

４年間父親と話さず、父親が仕事に行っている間に

部屋に入り食事をしていた。

けれども、３０にもなって

親に迷惑をかけている自分が許せなかった。

 

辛くて辛くて死にたいと何度も思った。

 

 

【お葬式の妄想】

そんなある日　自分が死んだらどうなるのかと考えてみた。

浮遊霊のように自分のお葬式を上から眺めていると

自分が大嫌いだった人が弔問にきて、

父親に自分のことを話している。

 

「雅也さんとはとても仲良くさせてもらっていました」

その嘘を聞いて怒りを覚えた。

 

そいつは、

「雅也さんに金銭的援助もしていて」と

父親に言い、ありえない金額を言った。

 

 

それを聞いたマッピーは、

「嘘つけ！　お前がいつ俺に優しくしてくれたんだよ！

親父！そいつは嘘をついている！お金を払っちゃいけない！」

 

と叫んだものの父親には届かず、

父親は言われた金額を払ってしまった。

 

 

自分が死んだら後悔する

 

そう思い、死ぬことを諦めた。

 

死ぬことができないのであれば、

引きこもっていてもしょうがない。

なんとかして生きて行くしかない。

 

それはマッピーが４０歳になる手前だった。

父親に土下座してあやまり、病院にも行き、

うつ病の診断を受ける。

 

 

それからすべてが順調に進んだわけではない。

すぐ自己嫌悪に陥り、塞ぎ込んだ。

そんなときSNSで知り合ったAさんが、

ずっと話を聞いてくれた。

 

半年ほど誰とも連絡を取らなかったときも、

Aさんは、毎日メッセージをくれた。

 

「今日はあったかいね」

「今日はうどんの日らしいよ」

などなど他愛ないことばかり。

 

Aさんのおかげで、マッピーは

少しずつ自分が受け入れられるようになった。

ネットビジネスを始め、生活費が稼げるようになると

段々と自信がついてきた。

レンタルオフィスで出会った人から仕事の依頼もうけた。

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７年前にユーモアコミュニケーションクラスで

始めて会ったときは、内気な感じの男性だった。

 

こんにゃくダンスを見て、

「キモイ」と思ったらしい。(^_^;)

 

でも少しずつ自分が出せるようになり、

５０過ぎてから婚活パーティにも行き、

今の奥さんと出会う。

 

 

去年のクリスマス。近所の子どもたちを楽しませる藤村夫婦。

 

今は好きな料理を楽しみ、

ギターを引いてステージに出演したり、

心から人生を楽しんでいる。

３０代の青春を今謳歌している。

 

 

 

会社の女の子にコミュニケーションを褒められ、

カッコいいとまで言われたこともある。

 

マッピーは言う。

 

人生は自分の思いどおりにはならない。

それはいい意味で。

死にたいと思っていたときの自分は

今のような生活をしている自分を全く想像できなかった。

 

 

 

 

自分が無理と思っていることでも

自分次第でどうにでもなる。

 

人は、自分でも信じられないくらい変わることができる。

絶対に諦めないこと。

絶対大丈夫。

絶対なんとかなる。

 

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マッピー、シェアしてくれてありがとうございました！