あなたは、自分の正しさに縛られて、
不自由に感じることはないだろうか。
自分は正しい、
相手が間違っていると決めつけ、
人間関係がギクシャクしたことはないだろうか。
ユーモアクラスに
「映画風自己紹介」というのがある。
自分の人生に映画のようにタイトルをつけて話してもらうのだ。
私も作ってみた。
90秒なのでこんな感じだ。
…………………………………..
「正しい私よ、さようなら」
40代の頃の私は、
毎日怒ってばかりいました。
反抗的な息子、
家事を全く手伝ってくれない夫、
そして、夫婦喧嘩をするたびに電話をしてくる義理の父。
もういい加減にしてほしい!
と思うことがよくありました。
そんなある日、アメリカの友人から、
一つのテープが届いたのです。
聞いてみたら牧師さんのお話でした。
ユーモアたっぷりの話し方で、
思わず引き込まれて聞いている内に
私の中にあったイライラがす~と消えてなくなったのです。
牧師さんはこんなことを言っていました。
「怒るときって、
自分が正しい、相手が悪いと思っていないかい?
でも怒って何かいいことがあったかい?
疲れるし、人間関係も悪くなる。
なにひとついいことがない。
それなのになぜ繰り返すのだ」
ズシンと心に響きました。
本当の愛というのは、
相手が自分に不都合なことをしたときでも変わらず、
相手の幸せを願うことなんだ。
子供だっていい成績のときは、
大事にされ、悪いと叱られたら、
こう思うだろう、
「自分はいい子のときしか愛されない」って。
正しい自分でいたいのか、
幸せな自分でいたいのか。
どっちがいい?
ほとんどの時は、一つしか選べないんだよ。
私は自分に言いました。
「正しい私よ、さようなら」
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
このカセットテープは、
車の中で何回も聞いた。
それから、怒りそうになったら、
自分が悪かったと認めるようになった。
自分の説明が足りなかったのかもしれないし、
優しさが足りなかったのかもしれない。
と思うようになった。
私が怒らなくなったら、
家の中も明るくなっていった。
もし相手が悪い、
自分が正しいと怒りの感情が湧いてきたら、
一度立ち止まって考えて欲しい。
正しい自分でいたいのか。
それとも幸せな自分でいたいのか と。
ベランダから見たバラ
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