母が家に戻ってきてから3週間になります。
今までは、孫の写真を見て、
「かわいいねぇ」と言ったり、
花を見て「きれいだねぇ」と
言うくらいで言葉数も少なかったのですが、
今日はたくさん話してくれました。
それは和田秀樹さんの
『60歳からはやりたい放題』』という本を読んだからです。
この本の中で
和田氏は、
「認知症=かわいそう」とか
「寝たきり=何もできない」は間違えであると言っています。
「毎日大好きな詩を一編ずつ暗記する」
など目標を持っている人もいるそうです。
会話がいいとは思っていましたが、
次の文章に惹きつけられました。
「長年、趣味として詩吟を続けている方がいるのですが、
常に声をだすことが習慣づいているせいか、
認知症の症状の進行が非常に遅いのです。」
💡 💡 💡
↑
ひらめきました!
母は若いころから謡をやっていて、
70代のときは習いに行っていて
発表会にも出たのです。
謡をまたやってもらおう!
早速、弟に本を持ってきてもらいました。
本を一冊ずつ渡すのですが、
本の表紙を見て、
「これはやってない」
「これも知らない」
……………………
全部知らないのかと不安になりましたが、
ボロボロの本を渡すと
「これは何度もやった」
と言ってくれました。
「どんな感じ? ちょっとやってみてよ」
と頼むと
かすれた声で
読み始めたのですが、
2行も読まないで、
自分の声に笑い出しました。
「声が出ないからだめ。謡はもっといい声でやらなくちゃ」
そこで、先週習ったばかりの
ボイストレーニングの呼吸法を一緒にやってみました。
スマホのメモにやることを書いて
見てもらい、それから実践。
なかなかいい感じです。
飽きずにめくっているので、
やはり、謡は好きみたいです。
謡の先生のことなども話し始め、
本をペラペラとめくっていました。
本人がやっていて楽しいこと、
今までできていたこと
を続けることが大切だと
和田秀樹さんは言っています。
その他のマーサリハビリメニューは、
1.動揺を歌う。
2.家族の写真を見せて名前を言ってもらう。
3.簡単な質問をしてそれに答えてもらう。
おかげさまで、1時間半 車いすに座ったまま、
会話をすることができました。
いつもは15分も車いすに座っていないので、
弟もビックリしていました。
耳が遠いので、時々紙にキーワードを書いて
会話しましたが、
ボイトレで、100メートル先に声を飛ばす練習をしているので、
母との会話は、私にとっても、いいボイトレになるかもしれません。
そうそう、先週は「アレクサ」と言えなかった母ですが、
今日私の目の前で
「アレクサ、テレビつけて」とちゃんと言えてました。
テレビがついて
弟と二人で思わず、拍手、喝采。(笑)
庭のみかんも、
いつもなら高いところに実をつけるのに、
今年は母を喜ばそうと
窓を開けると目の前に見える位置になっているのです。
10日でこんなに黄色くなりました。
正直、和田さんの本を読むまでは、
母が脳梗塞になり、自分で動けなくなり、
食事も口から取れない(胃ろう)に
なるとわかったときは、
そんな状態で、母は生きていたいのだろうとかと
ずいぶん悩みました。
でも会話もできるし、よく笑ってくれるので
予想外でした。
『60歳からはやりたい放題』の本の中に、
2018年に亡くなった女優の樹木希林さんが
最後の3ヶ月ほど寝たきり生活で、
周囲の人達がお話を聞こうと集まってきて、
ずっとお話をされたと書いてあります。
その話を聞いた筆者は、
「なんて素敵な寝たきりライフだろう」と
うらやましく思ったそうです。
本にも書いてあるように、
できないことではなく、
できることに注目して行こうと思います。
少しでも素敵な寝たきりライフが送れるように…
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笑わせます!\(^o^)/
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