ユーモアコミュニケーションでは、

失敗することを恐れず、ぱっと言う練習をしています。

 

なぜなら、多くの人が相手にどう思われるか気にしすぎて

言いたいことを抑えてしまうからです。

 

疑問に思ったことは、すぐ質問するのも大事です。

 

とは言え、ぱっと言うことで相手がいつも笑顔になるとは限りません。

 

今日はぱっと言ったことで相手を怒らせてしまった話をしたいと思います。^^;

 

 

 

今から7,8年前のことです。

アメリカ人が主催するインプロに2年ほど通ったことがありました。

インプロ(即興劇)がユーモアセンスを磨くのに役に立つと聞いたからです。

 

台本なしの即興劇と言っても最初はペアで練習するので、

それほどハードルは高くありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

練習風景

 

体をつかって表現するって面白い!と感じました。

半年が経ち、だんだん慣れてきたある日、

ワークショップの主催者が 満面の笑みで結婚の報告と

新婚旅行の話をしたのです。

 

聞いている私達もつられて笑顔になります。

 

彼がゲイであることは、何となくわかっていたのですが、

” My husband ” と何度も言うのがとても不思議な感じがしました。

 

My Partner という言葉は聞いたことがあったのですが、

My husband は初めてだったからです。

 

(ゲイのカップルは、一人が husband と呼ぶともう一人は wife と呼ぶのかしら?)

 

 

気になることがあると質問したくなる私は、

ワークショップ後、みんなでピザを食べながら話しているときに

訊いてみました。

”Does he call you my wife?”

「彼はあなたのことを『僕の妻』と言うのですか?」

 

彼の顔が一瞬曇りましたが、

ざわざわしていたので、いつの間にか別の話題になってしまいました。

 

 

 

その日の夜、

彼からメールが来ました。

「君はLGBTのことわかっていないようだから、読むといいよ」

とリンクが添付されていました。

LGBTについての説明が書かれていました。

 

そこには、結婚している夫婦の呼び方については何も書いてなかったので

なぜ、彼がそんなに気分を害したのかわかりませんでした。

 

ところが、メールでやりとりをしているうちに、

いろんなことがわかってきました。

 

・ワークショップにはLGBTだけでなく、

マイノリティの参加者がいるので気を配っていること。

 

・私が参加者の服装に関して配慮のない発言をしていたこと。

 

・17歳でカミングアウトしたときは、

周りの人にLGBTに関して説明していたが最近はしていなかったこと。

 

・インプロの本について話していたのに、

突然私がプライベートな質問をしたこと。

 

確かに”My husband”がインパクトが強すぎて、

その場にふさわしくない質問をしていました。(^^;)

 

とても丁寧に説明してくれたので、

嫌な感じは全くありませんでした。

 

性別がわからない参加者は、

ある程度人間関係ができてから、

代名詞を聞くと言っていました。

(He なのか She なのか)

 

そんなこと、考えたこともありませんでした。

 

 

ちなみに、最近アメリカの大学を卒業した友人は、

” My name is Sachiko. My pronouns are She, her, her”

と代名詞も入れて自己紹介すると教えてくれました。

 

メールのやり取りを通して

結婚にはいろんな形があること、

ステレオタイプで物事を見ないこと、

ワークショップには、LGBTの参加者もいるので配慮することなど

いろんなことを教えてもらいました。

 

おかげさまで、より一層親しくなれました。

 

あのとき、「こんなこと聞いたらまずいかも」と自分を抑えていたら、

こんな風にやり取りすることもなかったし、

お互いを知ることもできなかったと思います。

 

 

 

インプロでいつも言われている

It is OK to fail. You never improve unless you fail.

失敗してもいい。失敗しなくてはうまくならない。

 

コミュニケーションも同じですね。

 

 

 

 

 

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