去年ブログに母のことを書いたら、

たくさんの方がコメント書いてくれました。

 

「とても共感しました」

「同じような環境だった。」

「母親からの呪縛に長いこと逃れられなかった」

「うちの両親も不仲でした」などなど。

 

 

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今日は、なぜ今、良好な関係でいられるのか。

 

そのきっかけになった出来事について書こうと思います。

 

本当は母の日にほぼ書き終わっていたのですが

なかなかアップできませんでした。

 

心の中で起きたことを伝えるのは勇気がいります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5年暮らしたアメリカから帰国するとき

子どもたちの学校のことより

気がかりだったのは母との関係でした。

 

相変わらず、自分の考えを押し付け、

批判的なことを言う母でしたが、

父も息子たちもいたので、

何とか付き合っていました。

 

 

ところが、ある日

堪忍袋の緒が切れました。

 

今から20年近く前、

父の喜寿のお祝いに、

両親と弟家族と総勢10人で

伊豆に旅行に行きました。

 

息子たちの部活や夫の仕事をやりくりして、

ようやくみんなで合わせた日程でした。

 

父の希望で、一泊目は、

父の知り合いが働いているホテルに泊まることになり

弟の車と我が家の車で2台で行きました。

それがとても遠くて

車の中で何時間も過ごした覚えがあります。

 

でもホテルはとても綺麗なところで、

お食事も美味しく、

そのあとみんなでカラオケをしました。

 

次の日はまた別のホテルに移動。

今から思えば、

宿泊施設の選択に問題があったのかもしれません。

 

さすがに戻ってきたときは、ぐったり。

次の日は夫と二人で寝込んでいました。

 

それでも両親にとって

思い出に残る旅行になったから

よかった。。。

そう思っていたのです。

 

 

ところが、数日後 母から電話がありました。

 

とても不機嫌な声で言われました。

 

「全然、楽しくなかった!」

 

 

私の中で何かがプチッと切れました。

 

我慢の限界でした。

 

「もう二度と会いたくない!」と思いました。

 

今までに言われた暴言、

仕打ちが次々に思い出されて

涙が止まりませんでした。

 

それまでは定期的に電話をしていましたが、

とても話す気になれませんでした。

 

そうこうしているうちに「母の日」が近づいてきました。

 

 

毎年、カードと母の日のお祝いを渡していたのですが、

そんな気分にはなりません。

 

このまま行くと親子断絶。

 

そういう親子も多いと聞きます。

 

「そうなってもいい」

 

「いや、それだけは避けたい」

 

心の中で、葛藤がありました。

 

「この負の感情をなくすことはできないのか?」

 

 

考えて、考えて、考えた挙げ句、

母のお陰でできたことを思い出すことにしました。

 

 

まず、最初に思い浮かんだのは、

「アメリカ留学」です。

父は普通のサラリーマンだったので、

母が働いていなければ、

私は留学することはできなかったのです。

そして留学できなければ、

私を導いてくれたRUTHとの出会いも無かったし、

今のように英語を話すこともできませんでした。

 

 

そして2つ目が 結婚。

大学を卒業した数ヶ月後に

見合いの話を持ってきたのは、母でした。

父の姉(私の叔母)が紹介者を知っていたので、

「いい人」を紹介するように頼み、

そのおかげで、私は「いい人」の妻になれたのです。(笑)

 

3つ目は、住まい。

 

夫と母と3人で新居のための物件を見た帰りでした。

電車の窓から見えた「入居者募集中」の垂れ幕に母が気づき、

急遽その駅で降り、そのマンションを見学したのです。

そしてなんと、そこに住むことに!

 

転勤でアメリカに行くまで10年住みましたが、

ママ友もでき、公園も近く、とても良い環境でした。

 

今住んでいる家も、アメリカから帰国前に

母が実際に見に行ってくれたおかげで

住むことができたのです。

 

こんな風に思い出しているうちに

怒りの気持ちが消え、

だんだんと感謝の気持ちが湧いてきました。

 

私は、母の日のカードを開き、

書きました。

 

「留学、結婚、家探し、

大事なことを決めるときには、

いつもお母さんに助けてもらいました。

本当にありがとうございました。」

 

正確には覚えていませんが、

そのようなことを書いた覚えがあります。

 

素直にそう思えたのです。

 

カードが届いた日に母から電話がありました。

母は、それはそれは、そのカードを喜んでいました。

 

友人と一泊旅行に行ったときにも

そのカードの話をしたと後で聞きました。

 

母の反応まで想像できずに、

勢いで、送ったカードでしたが、

母がこんなに喜んでくれるとは意外でした。

 

あんなに怒りと憎しみでいっぱいだったのに

無理やりでも感謝することを絞り出し、

それを伝えたことで、

今でもいい関係でいることができます。

 

「嫌いな人がいたら、その人のいいところを探しなさい」

 は難しい。

 

でも

「その人のおかげでできたことを探しなさい」

だったら思いつくかもしれません。

 

よい週末をお過ごしください。

 

 

 

 

 

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