「これ絶対読んだほうがいいよ!」
インプロ仲間の堀芳子さんに言われて注文した本
ファシリテーターの考えること』 絹川友梨著
昨日の夜届き、今日は一日中読んでいました。
ファシリテーターの学びの宝庫!!!
まだ全部読み終わっていないのですが、
すでにラインマーカーだらけになってしまいました。
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ワークショップの主役は「参加者」だからこそ、
参加者の気持ちに寄り添うことが大事。
「ワークショップ」は参加者の「表現の場」であり、
「表現」とは「自分をさらけ出す」ことであり、
「さらけ出す」ことには「危険」が伴う。
だから表現の場を安全な状態に守るのが、ファシリテーターの役割である。
(インプロワークショップの進め方 はじめに)
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第一章は、実際に開催したワークショップの実況中継が上の段に、
用語の説明やファシリテーターの考えていたこと、気をつけていたことが下段に書かれています。
この下段がとても勉強になります!
ワークショップを楽しく進めるには、
裏方でこんなに細かい気遣いがあるのかと驚きました。
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ファシリテーターは、常に「今起こっていること」に
アンテナを張り巡らし、参加者の状態を感じながら、
同時に目的や意図がずれないように、
少し先の進行を考えながら、
止まることのない時間の中で
瞬間瞬間を生きながら、素早く判断を下します。
言葉のひとつひとつに、
態度のひとつひとつに細心の注意を払いながら (はじめに p6)
参加者への言葉かけが丁寧に解説されていて、とても勉強になりました。
絹川さんが心がけていることは、
自分に都合のいいことだけでなく、
都合の悪いところを無視・否定したりしないこと。
参加者の発言に対して、できるだけ受け止め、リアクションすることだそうです。
「ファシリテーターの受け答えやリアクションが、
ワークショップ全体の価値観の基準を決めます」
ということばは、ズシーンと響きました。
反省すべき自分のコメントや態度が思い出されます。 ^^;
絹川さんは 短い演劇の後必ずポジティブなフィードバックをくれます。
「なんか上手く話せなかった」と思ったときにも、良かった点を伝えてくれます。
「ポジティブな感想は自分や相手に自信を持たせてくれます。
もう一回やってみようという気持ちにさせてくれます。
ワークショップでは「特に面白いアイディアを出す」必要はありません。
「自分にとって面白いものを表現する」ことができる自尊心を養うことが必要です。
(『インプロワークショップの進め方』p77より)
この本は何度も何度も読み返したい本です。
このイラストもかわいいですね。
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