安くて美味しいお店があると
他の人に伝えずにはいられなくなるように、
面白い話を読んだり聞いたりすると
人に伝えたくなります。
もちろん面白いと感じるのは個人差があるので、
今日ご紹介する小咄は、私が面白いと思ったものです。
「必笑 小咄(こばなし)のテクニック」 米原万里著
普通のジョーク集とは違って小咄が方法論で分類され
そのテクニックを学ぶことができる本です。
私が面白いと思ったのは、情報提供の順番の変更による
愉快な小咄リフォーム(p39)
順番を変えただけで面白さが出てきますね。
1.当館の訪問数はあまりにも少ない。
世界的にも稀有な歴史的遺構や遺物を数多く
展示しているというのにもったいないです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
1* 当博物館は世界的にも大変貴重な、
稀有ともいえる歴史的遺構や遺物の宝庫である。
なかでも最も珍しいのは、訪問者である。
2.劇評家が演出化に嫌味をいう。
「昨晩は君が演出した舞台を見たけれど、
退屈で居眠りしちまったよ。
おかげで夜は一睡もできなかった。」
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
2* 劇評家が演出家に。
「昨晩は君の演出した舞台を見たせいで、夜は一睡もできなかったよ」
「嬉しいこと言ってくれるね。シニックな君の心をそこまで揺さぶったとはねえ。」
「いやあ、単に劇場でぐっすり眠れたおかげなんだけどね。」
(必笑小咄テクニック p38~39)
落ちを作るためには持ち上げることが大切だと書いてあります。
【誇張】
レストランで注文した料理がなかなか来ない時に、
「魚釣りに行ったのね」とか
「たぶんまだ猟からかえって来ないんだね。」
と誇張して笑い飛ばすことがあります。
この本から 新しいコメント学びました!
「すみませんが、私がメンチカツを注文したウェイトレスさんは、
ひょっとして退職されたんじゃないですか?」
お店の人に言うには勇気がいるかもしれませんが、
言うだけでイライラがなくなりますね。
(^_-)-☆
あとがきに
本の中で著者が最も高く評価するのが笑いだと書いてあります。
「どんな真面目な主張や悲しい物語、
悲憤慷慨型の時評を書く場合にも
常に『笑える』部分を挿入するように努めてきた。。。」と。
下ネタ小咄も満載ですので、笑いたい方はぜひ!
★毎朝6時半からラインオープンチャットでライブトークしています。
『クスッと笑ってワクワク目覚める朝の15分』
ぜひお耳寄りください!
→詳しくはこちら
★著書「ユーモアコミュニケーション 場の雰囲気を一瞬で変える!」
【2024最新】「ユーモア」のおすすめ本61選!
人気ランキングで5位に選ばれました!
→ご購入はこちら
※Kindleでも購入できます。
★LINE公式でユーモアに関するイベントを紹介しています。
登録はこちらから
※登録されて方には「ユーモア体質になる100の方法」をプレゼント!
★You Tube始めました!