年老いた親が、訳がわからないことを言ったら
どう答えるだろうか。
「何バカなこと言っているんだ!」
と怒ったり、
いちいち間違えを正そうとすると
疲れてしまう。
そんなときにも動じず、会話を続ける方法が
インプロ(即興劇)で使うイエスアンドだ。
実家に行き、父になるべく話をしてもらっている。
いろんな話が出る。
韓国で過ごした少年時代、
戦争に負けて、日本に帰るときの話。
貨物列車が止まるたび、運転手にみんなから集めたお金を渡して運転してもらった話。
中学で剣道部の副主将だったこと。
冷たい床の上に正座したこと。
忍耐の人生だったこと。
竹を火にあぶって曲げてその上に足をのせてスキーとしてすべった話
凍った池の上を歩いていたら、氷が割れてなかなか這い上がれなかった話。
初めて聞く話がほとんどだった。
細かいことは思い出せないようだったが、話は通じた。
ただ、訳の分からないことも時々言う。
そんな時は、否定せずに話に乗る。
父「朝 何人かが呼びに来るんだよ」
私「へぇ~ そうなんだ。誰がくるの?」
父「よくわからないんだよ」
私「何歳くらいの人?」
父「そうだなぁ。若い人もいれば年寄りもいる」
私「へぇ。なんだって言っているの?」
父「こっちの道に行こうというんだ。でもおやじはそんな知らない連中とはいかないで
知っているこっちのグループと行くんだ」
私「それはそうだよね。やっぱり知っている人たちとの方が安心だもんね」
父「そうなんだよ!こっちのグループは新しいものを探していくのが好きなんだ」
私「お父さんは、いつでも新しいことに挑戦するの好きだものね」
。。。。と延々と続く。
結構話がぽんぽんと続くので
我ながら相手をしながらおかしくなってくる。
これがとても大事だと思う。
小さな子どもが分けの分からないことを言っても
かわいいと思えるのに、
年取ったら子供にかえると言われていても
大人として返してしまう。
これができるようになったのはインプロ(即興劇)の練習のおかげだ。
即興劇では架空の話をどんどん広げていく。
そこで大事なのが
YES AND
日本語でいうと
いいねぇ! そして○○だよね。
決して相手を否定せず 相手のアイディアを大事にしてそれに付け足していく。
YES AND。。。
たった2ワードだけれど、とっても深い。
このイエスアンドで会話するだけで
とても楽しくなる。
子供でも大人でも万能のイエスアンド広めて行きたい。
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