「家族はつらいよ」観てきました。

いやー、面白かったです! 

 

橋爪功と吉行和子演じる両親の突然の「熟年離婚」騒動に大慌てする家族をユーモアたっぷりに描いた作品です。東京物語と同じキャストなのですが、前回は寡黙な父親だった橋爪功さんが、今回は頑固おやじで ぴったりなんです。

あらすじを言ってしまっては、これからご覧になる方に申し訳ないので控えますが、本人は真面目にやっているんだけれど、他からみるとおかしい場面がたくさんあります。

 

たまたま新聞に山田洋次監督の言葉が載っていました。

「真面目な人間も角度を変えてみるとおかしな人になる。シリアスな話もアングルを変えたとたんに喜劇になる。人間はおろかだね、ドジな存在なんだねって、笑って生きる希望を見出すのが喜劇です。気の利いた言葉遊びで笑いを取るのとは違う、人間を観察したうえでの笑いなんですね」

「ただ、人間が滑稽に見えるアングルを見つけるのは難しい。ユーモラスにものごとを見るには、人間に対する愛情がなければいけないと思う」

               ___これがギャグやジョークとユーモアが違う点だと思います。

 

 

「寅さんを見て笑う人も同じ。演じていた渥美清さんは、自分の目が小さいことを笑いのたねにして、『絞りがきいて良く見えるんだ』なんて言ってた。自分を笑いの対象にして、人間の弱さをもろに見せちゃう。それを見て笑う人は、『俺だって同じようなものだなあ』と共感しているんだね。」

        ___自分だって同じようなものだと思っているので、相手を馬鹿にしている笑いではないのですね。

 

とっても温かい気持ちになる映画です。

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