「大きくなったら何になりたい？」話の達人を目指して

 

昔のスピーチを探していたら、

２０１１年の冬書いたスピーチが出てきた。

 

最初の数年は、英語のスピーチクラブだけ入っていたのだが、

 

「マーサは英語で話しているときのほうが生き生きとしているね」

などと言われ、

日本人なのに、日本語でスピーチができないというのは情けない！と思い、

 

話の達人が揃っている輝きクラブに入会した。

２０１１年のことだ。

 

日本語初のスピーチが出てきたのでシェアしたい。

 

そうそう、小学校５年生のときに

お客さんに挨拶するのが恥ずかしくて、机の下に

ずーっと隠れていたんだっけ。(^_^;)

 

日本語で話せるようになりたい！という気持ちが強かったのが

読んでいてもわかる。

 

そして私ができるようになりたかったのは、

大きな舞台で聴衆に語りかけるスピーチではなく、

毎日の生活で気付いたことを面白可笑しく伝えることだった。

 

そして今私はそれを毎日１５分やっている。

（面白可笑しくは、まだ修行中）

 

ユーモアクラスで、

自分のように引っ込み思案で、話すのが苦手な人のお手伝いを

している。

 

少しずつなりたかった自分に近づいている。

 

 

あえて編集せずにそのまま載せますね。

 

息子が４歳になった時のことです。

ある朝、嬉しそうな顔をして

私のそばにやってきていいました。

「ママ、ぼく大きくなったら、

スーパーマンになって、幼稚園に飛んで行くんだ！」

さすが私の息子です。

サラリーマンではなくて、スーパーマンになりたいというのです。

皆さんは、子供の時何になりたいと思いましたか？

 

第一生命のアンケートによると

「大人になったらなりたいもの」の１位から３位は、

一位がサッカー選手、２位が野球選手、３位が学者、博士で、

女子は、１位が食べ物屋さん、２位が保育園、幼稚園の先生、３位が学校や習い事の先生だったそうです。（２０１１年）

 

私は子供の頃とても大人しくて、

引っ込み思案で、人と話すのが大嫌いでした。

 

小学校５年生の頃母の友達が家に来たとき、

慌てて２階の机の下にもぐりんで、

そこで３０分以上隠れて居た覚えがあります。

 

 

学校の通信簿もいつも

「真面目ですが、もう少し積極的になるといいと思います」

と書かれていました。

 

そんな私が中学に入って

英語を勉強するようになって、

英語が大好きになって、

将来は英語を使って仕事が出来るようになりたい

と思うようになりました。

 

国語の教科書に

「世の中には、３種類の人がいる。

走る前に考える人、走りながら考える人、走ってから考える人」

私はどれにも当てはまりません。考えずに走るタイプです。

 

英語ができるようになりたい！

それにはアメリカに行って勉強するしかない！

 

私はそう思って、誰も知り合いがいないのに、

一人アメリカに留学することに決めました。

もちろん最初は、何も話すことができず、

まるで星飛雄馬の養成ギブスが口の周りについているようでした。

 

これだけ話したいことがあるのに、話せることはたったこれだけ。

毎日毎日悔しい思いをしました。

 

でも少しずつ人と話すことができるようになって、

４年後日本に帰ってきた私は、まるで別人になっていました。

 

成田から自宅までの１時間半

ノンストップで話し続け両親を驚かせました。

 

見るもの、聞くもの、すべて面白くて、

「お見合？それって面白そう、行ってみよう！」

と行ったお見合で結婚相手を見つけました。（笑）

 

そして母になり、
子育てをして何十年経ちました。

子供が小学校４年生ぐらいでしょうか。

 

ある日「大きくなったら何になりたい？」

と聞いたことがあります。

 

残念ながら息子の答えは覚えていないのですが、

その後に、息子が言ったことは、私は忘れません。

「お母さんは、大きくなったら何になりたい？」

 

 

「え？お母さんはお母さんになったでしょう？」

と言おうとして私は黙りました。

 

大きくなるってどういうこと？

 

成長することだとしたら

私たちは学び続けている限り、成長すると思います。

 

私は一体何になりたいんだろう。ずっと考えてきました。

 

そしてついになりたいものが見つかりました！　

私は「話の達人」になろうと思います。

昔テレビ番組に「料理の達人」という番組がありました。

私はスピーチと料理はすごく似ていると思うんです。

 

作る相手の人のことを考えてメニューを決めて出しますよね。

 

スピーチも同じだと思うのです。

聞く人のことを考えて、

持っている材料で美味しく見た目もよく

美味しく出すのが、スピーチなのではないでしょうか。

 

そうだとすると、私はプロのシェフのように、

イタリア料理やフランス料理を作る料理人になろうとは思っていません。

 

家庭料理ができる、話の達人になろうと思っています。

そこらへんで起きていることを自分の言葉で、

面白く人に聞かせて笑ってもらえれば、こんなに嬉しいことはありません。

 

そうしてできれば、

私のように喋ることが苦手で、引っ込み思案の人が、

話すのが好きになるような、

そんなお手伝いが出来るようになるといいと思います。

 

 

どうして私が輝クラブに入ったか。

それは、輝クラブには、話の達人ばかりいるからです。

皆さんのように、輝いて話せるようになりたい！

そう思って毎日練習しようと思います。

さて輝きの皆さん、皆さんは大きくなったら何になりたいですか？

２０１１年１２月

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました！