シニア英会話　最後の授業

今日は６年間担当してきた、

いきいきプラザの最後の英会話レッスンだった。

 

「いきいきプラザ」は、

東京都港区にある高齢者向けの健康増進や介護予防を目的とした施設で

運動や交流プログラムを通じて、シニアの自立と健康をサポートしている。

 

 

英会話の上達より、

高齢者のみなさんが、

「来てよかった！」　「楽しかった～！」と思ってもらうのが目的だ。

 

最初の頃はクラスの最初に笑いヨガを入れて、みんなで、動きながら

「ホッホ、ハハハ、ホッホ、ハハハ！」などと笑ってクラスを始めていた。

 

シニアのみなさんにとって声を出して笑うことは、

健康にいいのはもちろん、

腹式呼吸になり、英語の発音も良くなるし、恥ずかしさも取れる、

いいことばかりだ。

 

だがコロナになり、教え方もテキストの内容もガラッと変えた。

市販のテキストではなく、手作りのテキストにしたので、

元気になる、楽しくなるフレーズだけにしている。

 

そう言えば、いつのまにか

笑いヨガからどんぶり体操に変わっていた。

 

こんにゃくダンスが大好きという人もいる。

 

コロナになったときは、

一旦休校になったものの、３ヶ月で復活した。

 

シニアにとっては、家に引きこもっていることのほうが

病気のリスクが大きいと感じたのかもしれない。

 

２クラスともみんな積極的で楽しかった。

 

特に２番目のクラスの親子丼体操は、

創作ダンスクラスかと思うほど、

毎回工夫していて見ていて楽しかった。

（親子丼体操は、二人でペアになり、同じ動きをする体操）

 

 

そんなに楽しいクラスだったのになぜ辞めたのかというと、

しばらくはユーモアコミュニケーションに専念しようと思ったからだ。

 

ユーモア英会話も広めたいと思っているのだが、

両方一緒には体力的に難しいと感じた。

 

 

後任は、

運良くユーモアプロフェッショナルでもあり、

英語指導歴３０年以上の

K先生が教えてくれることになった。

 

今日は最後だったので、クラスのあとに懇親会があった。

 

 

 

「何もやる気がしなかったときに

このクラスに出会って、今は英語の勉強が好きになった」

 

「引っ越してきて誰も友達がいなかったのが、このクラスのおかげで友達ができた」

 

「学生時代は嫌いだった英語が好きになった」

 

「駅で迷っている外国人に案内できるようになった」

など嬉しい感想をたくさんもらった。

 

同じ地域の人たちが通う施設なので、

仲良くなってもらえれば、それで十分。

英会話はその次くらいの気持ちだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

２クラスともに仲がいいので、これからも英語を通して

交流を深めてほしいと思う。

 

THANK YOU SO MUCH!