お笑い芸人が、喫茶店などで
他人の会話をネタにしていることがあるが、
私も久々に聞いてしまった。
孫たちの発表会の劇場に向かう途中。
横断歩道で待っていたら、
4歳くらいの男の子に別の子の母親が質問した。
「ともくんは、今日は何の劇に出るの?」
ともくんと呼ばれている子が、
何か話し始めたと思ったら、
ともくんのママらしき人の声がさえぎった。
「ともくん、
まずは、ゆみちゃんのママの質問に答えてから、
それから自分の話をするのよ」
おかあさん、そりゃ~無理でしょ!
相手はまだ4歳(くらい)なんだよ~と
突っ込みたかった。
数年前、あるセミナーで
講師に「何か質問ありますか?」と言われ、
年輩の男性が答えた。
質問は?と聞かれているのに、
自分の普段思っていることを延々と話していた。
あのお母さんの言葉を聞かせたかった。
アメリカで見つけたトイレのサイン。
ユーモアがある。
会場に入ってお手洗いに行くと
小さな男の子と母親がいた。
母親は化粧直しをしていたのだが、
子供はあっち行ったり、こっち行ったり
落ち着きがなかった。
すると母親が言った。
「『じっとしてなさい』って言ってるでしょ!
そんな動き回っていると
悪い人に連れて行かれるわよ!」
(動き回ると悪い人に連れて行かれるのか?)
男の子は、相変わらず動き回っていた。
すると母親が今度はこう言った。
「ママが悪い人に連れて行かれるわよ!
それでもいいの?」
思わず、吹き出しそうになってしまった。
子供が動き回っていると、
どうして母親が悪い人に連れて行かれるのだろう?
それを聞いても子供は、行動を変えなかった。
もしかしたら、
「こんな母親連れて行ってくれ」
と思っていたのかもしれない。(笑)
あ~面白かった!
という私も昔は、
子どもたちに訳の分からないことを言っていた。
(実は今でも 笑)
息子が大学に入ったとき
「論理的なお父さんとめちゃくちゃなお母さんに育てられてよかったよ」
と言われたことがある。
そう、実は、私もあの若いお母さんたちのように、
メチャクチャなことを言っていたのだ。
でもだからこそ、
子どもたちは
人間には論理と感情があることを学ぶことができた。
バランスが大切だ。
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