あなたは相手が自分の望まないことをした時、
どんなふうに声をかけているだろうか。
自分より立場の低い部下や子供だったら
脅したり、ネガティブなことを言うことはないだろうか。
今週の耳ビジのゲストは、もと刑事の森透匡さん。
『刑事メンタル 絶体絶命のピンチでちびってしまう人でも動じないハートが手に入る』
の著者だ。
刑事さんの世界は別世界で、
とても刑事さんがしているようなトレーニングはできないと
思っていたのだが、参考になることがたくさんあった。
たとえば、
★現場に落ちているポジティブネタを
片っ端から拾い集めて星(容疑者)にぶつける。
立てこもり事件で犯人を投降させるためには、
犯人の心理状態を理解する必要がある。
犯人のネガティブな心理状態をポジティブにして
投降させるにはどうすればいいか。
「捕まると刑務所に入るぞ」
というようなネガティブなことは言わず、
「今投降したら、罪は軽くなるぞ」
「人質は皆元気なんだな。君のおかげだ」
「投降したら君の両親は喜ぶだろうな」
このようなポジティブな言葉をかけるそうだ。
私は果たして子どもたちに
ポジティブな言葉をかけていただろうか。
「前にも言ったよね」
「今 やっておかないと後悔するよ」
「帰ってからお菓子ないからね」
な~んてネガティブなことを言ってしまった気がする。
反省。
あなたはどうだろうか。家族や同僚、部下に
ネガティブな言い方をしていないだろうか。
これからは、捜査一課の交渉人になったつもりで、
現場に落ちているポジティブネタを
片っ端から拾い集めていこうと思う。
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