【愚痴が始まったら、気を紛らわせる】
愚痴をきくのはしんどい。
赤の他人だったら、聞ける話も
実の親、または義理の親になると
「またか~」と思う人も多いのではないだろうか。
昨日は1年ぶりに義母の部屋に行くことができた。
それまでは、入り口でガラス越しの対面もしくは
面会室でビニールカーテンを挟んでの会話だった。
やはり、間に塞ぐものがないと気持ちがいい。
最近は実家に行くときは必ず持っていく、Ipad。
今回も持っていった。
孫の写真を見せると笑顔になったが、
誰が誰だかよくわからないようだった。
私たち夫婦が大笑いした孫の変顔も見せたが、
それほど表情に変化はなかった。
年を取ると笑いのツボは変わるのだろうか。
シニアが喜ぶ笑いとはどんなものか。
興味がある。
さて、ある程度写真を見せたら、
恒例の親戚の話になった。
「〇〇の△さんは、どうしてる?」
「いや、元気にしているみたいだよ」夫が答える。
元気にしている人の話はすぐ終わる。(笑)
「□□さんは?」
「認知症が進んでわからないみたいだよ」
それから娘さんはどうのこうの、
旦那さんは昔からああだった、
こうだったという話が進み、
顔もしかめっ面になる。
「□□さんは、人の悪口ばっかり言っていたのよねぇ。
旦那さんのこととか〇〇のこととか。。。」
自分も言ってるやないか~!
というツッコミは抑えておく。
観察するつもりで会話をすると結構面白い。
この悪口どういう展開するのかとか
この人の悪口は必ず毎回出るなぁとか。
ただ面会時間は20分。
親戚の話をただ黙って聞いていると
延々と話は続き、
愚痴を聞いただけで終わってしまう。
そして私たちもあまり気分がよくない。
ふと顔を見上げると
髪に花が飾ってある義母の写真が壁に貼ってあった。
「あれ? あの写真、どうしたんですか?
花なんか飾って素敵じゃないですか?」
すると義母は写真を見上げ、
いたづらっぽい顔をして
「お母さん、美人なんですよ」
と言い、笑顔になった。
少しのあいだ機嫌よくしていたのだが、
またちょっとすると顔が曇り、
「もうお母さん、だめだわ~、
なんにもできないし」と心細い声を出す。
「そんなことないですよ。
ちゃんと話もできているし、
ご飯も自分で食べられているってすごいことですよ!
うちの母なんて管からしか栄養取れないんですよ」
要介護5の母もこうして役に立っている。
「息も自分でしているじゃないですか! すごいですよ!」
↑
これは言わなかったが、言ったら面白かったかもしれない。
「私は、なんにも取り柄がないし~」と言い出すので、
すかさず明るく返した。
「そんなことないですよ。まず第一に美人でしょ!」
くすっと笑う。
「2番めに優しい!」
すると母は首をかしげて、
「そうねぇ。 どちらかと言うと優しいかもしれませんね」
と言い、優しいと思う理由を考えている様子だった。
「そう、そして3番めに面倒見がいい!
おじさんのお葬式で親戚の人みんな
お母さんにお世話になったって言ってましたよ!」
「あら~そう?」
まんざらでもなさそうな表情。
何か欲しいものはないかと訊くと
お菓子が食べたいという。
食欲があることはいいことだ。
愚痴を聞いてあげることも大事だが、
なるべく話題を明るい方向にもっていけるよう
私はいつもキョロキョロしている。
そしてくすっと笑える話を
いくつかポケットに入れていくようにしている。
「あ~そういえば、この間こんなことあったんですよ~」
とタイミングよく引き出す。
場の雰囲気が変わる。
次回はお菓子とおかしい話をもっていくようにしよう!
↑
我ながらいいエンディング (笑)
★毎朝6時半からラインオープンチャットでライブトークしています。
『クスッと笑ってワクワク目覚める朝の15分』
ぜひお耳寄りください!
→詳しくはこちら
★著書「ユーモアコミュニケーション 場の雰囲気を一瞬で変える!」
【2024最新】「ユーモア」のおすすめ本61選!
人気ランキングで5位に選ばれました!
→ご購入はこちら
※Kindleでも購入できます。
★LINE公式でユーモアに関するイベントを紹介しています。
登録はこちらから
※登録されて方には「ユーモア体質になる100の方法」をプレゼント!
★You Tube始めました!