小学6年生のとき、

弟と地域の子どもたちとアイススケートに行ったことがあります。

人生初体験。

見ると自分より小さい子たちが、スイスイ滑っています。

 

私もワクワクしてスケートシューズに履き替え

リンクまで歩いて氷の上に上がりました。

 

リンクに行くまではなんとかなったのですが、

氷の上に乗ったとたん、

足に力がはいらなくて、よろよろよろ。

 

「地に足が着いていない」というのは、

こんなにも人を不安にするものなのか。

 

 

手すりにつかまりながらしばらく歩いて、

ちょっとだけ手を離して、

滑ってみようとしたら

すぐ体制を崩して転んでしまいました。

「イタタタタ」

 

 

「あ~まだまだ、手すりなしでは早すぎた~」

 

 

私は、また手すりにつかまりながら、

歩く練習をしました。

 

 

「安定して滑れるようになったら、手を離そう!」

 

右足、左足、右足、左足。。。。

 

4歳下の弟が、いつの間にか近くに来て、

「そんなのにつかまってたら、いつまでたったも滑れないよ!」

 

と馬鹿にしたように言って、

不格好ながら滑っていきました。

 

「生意気な奴め!

あんたは、まだ体も小さいからいいけど、

こちとら6年生なんだよ。

何回も転んだらみっともないじゃない!」

 

私は心のなかで言い返し、

手すりつき練習を続けました。

 

 

1周、2周、3周、、、、、、

 

 

 

 

 

「もう、帰りますよ~!」

付き添いの大人の声が聞こえました。

 

 

_| ̄|○ il||li

 

 

私は結局滑れるようになりませんでした。

 

 

帰りのバスの中一言も喋らず、

外を眺めていたわたし。。。

 

 

「上手になってから」

「できるようになってから」では

遅すぎる!

 

アメリカ留学でも失敗しました。

アメリカに行く前は、

少しは英語に自信があったのです。

 

でもそれは、ラジオ英会話の先生が

ゆっくり話してくれていたから。

 

Hello, how are you? 

I’m fine, thank you , and you?

 

な~んてゆっくり話してくれる人は誰もいなくて、

ハーユードゥーイン? How are you doing?

 

最初の内は、何を言っているのか ちんぷんかんぷん。

 

何とか日常会話はできるようになりましたが、

アメリカ人の英語が速すぎて、

会話についていけないのです。

 

超真面目人間だったので、

正しい英語で話さなくちゃという思い込みがあり、

なかなか話すことができませんでした。

 

1対1だったら何とか会話できるけれど、

2人、3人になってしまうと聞き役オンリー。

 

英語が流暢に話せるようになったら、

アメリカ人と話そうと思ってました。

 

 

そして。。。

 

 

 

英語が流暢に話せる前に卒業、帰国。

 

 

_| ̄|○ il||li

 

 

 

帰国後、英会話学校で教え始めました。

 

教えるのは、英語が話せない生徒だったので、

大丈夫だったのですが、

他の先生と一緒のときは

相変わらず引っ込み思案で

ネイティブの先生からは距離をとってました。

 

他の先生のように気楽にポンポンと会話する自信がなかったからです。

「話せないのがバレたら、みっともない~」

 

 

結婚して夫の仕事でアメリカに行ったとき、私は決心しました。

 

同じ過ちを繰り返してはならない!

 

自分が引っ込み思案で人と付き合わなかったら、

子どもたちも友達ができないかもしれない。

 

 

同じ地域で、子連れのアメリカ人を見かけたら、すぐに近づいて

”Hi! My name is Masako. Here are my sons. …..”と自己紹介しました。

 

子どもたちがバスに乗った後のお茶会にはなるべく参加して

わからないことは、恥ずかしがらずに聞くようにしました。

 

 

英語も正しい文法ではなかったかもしれませんが、

それを訂正されることはありませんでした。

(ベルリッツの先生は別として 笑)

 

おかげで充実したアメリカ生活を送ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご近所の方たちと~

 

 

何かができるようになってから

と思っていると

できるようにならない。

できなくても、下手くそでも

やることで、できるようになる。

 

 

それにかっこ悪いと思っているのは自分だけで、

人は自分が思うほど、気にしていないのですよね。

 

医師 斎藤茂太氏の言葉です。

 

大丈夫。

世の中の人はみんな、

自分のことで精一杯。

あなたのことなんて

気にしているほど暇ではない。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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