米国ユーモアセラピー協会の総会に始めて参加したのは、

2013年の春のことでした。

場所はサンディエゴ。

その時の話はこちら

【ユーモアを学びにアメリカに行ってきます!】

 

それ以来2018年まで毎年総会に参加しました。

 

1年目か2年目のことだったと思います。

 

さすが、ユーモアの総会だけあって、

スピーカーはユーモアを交えて話すのが上手。

何度も笑いが起きます。

当然わからないことも多いのですが、

そばに座っている人に助けてもらいながら、

大体の話はつかめました。

 

その日の基調講演一人目はポジティブ思考の専門家でした。

40代くらいのとても明るい男性で、

話も面白く、私も何度も笑ってしまいました。

 

すると、彼はある本を引き合いに出し、

いかにその学者の言うことが、バカバカしいか話したのです。

 

随分前のことなのではっきりは覚えていないのですが、

うつ病には、お尻の穴を引き締めるのが効く 

というような話だったと思います。

 

会場は大爆笑。

 

その後もお尻のことを言うたびに

みんな大笑いします。

アメリカ人は大声で笑うので、すごい音量です。

 

 

けれど、私は笑えなかった。

 

 

周りのみんなが大笑いしているのに

一人だけ笑えなかったのです。

 

なぜだと思いますか?

 

 

その本の著者が

日本人だったからです。

 

恥ずかしい気持ちがしました。

 

休憩時間にニューヨークで仕事をしている日本人の男性に会い、

 

その講演のことを話すと、彼も笑えなかったと言っていました。

100名くらいの参加者の中でアジア人は、私とその彼と2人だけでした。

著者が中国人だったら笑えたのだろうか? 韓国人だったら?

聞いたこともないような国の人だったら、

何も疑問を持たずに笑っていたのかもしれません。

 

全然知らない著者なのに、

日本人の名前というだけで、

自分たちが笑われているように感じるものなのですね。

貴重な体験でした。

 

 

日本でのことです。

ある時、7,8人で雑談しているときに

障碍者との会話を再現していた人がいて、

その大げさな動作にみんな笑っていたのですが、

私は気が気でありませんでした。

そのグループの中に家族に障碍がある人がいたからです。

彼女はその場では何も言わず、

後で「うちでもあんなふうに話していますよ」

と笑っていました。

 

誰かをばかにするような笑いは、危険です。

特に聞き手のことをよく知らないときには、

そのようなユーモアは使わない方がいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夫が注文したワイン

Nom De  Kelos

のんでけろ?  

 

今日のユーモアでした。(*^^*)

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