大宮TMCでの英語スピーチ

”Oh my ! What an Omiai !”

「まぁ、なんてお見合いなの!」

足立さんが、録画を編集してくれました。

これは実話に基づいています。

スピーチ後、HHSJに入会したい女性が続出。

もし入会したい方はご連絡ください。(笑)

 

日本語訳、録画の下につけましたので、

聞き取りにくいところはご確認ください。 

 

 

 

 

 

”Oh my! What an Omiai! “

「なんて お見合いなの!」

 

世の中には3種類の人がいると言われています。

走る前に考える人、走りながら考える人、走った後に考える人。

私はそのどれにも当てはまりません。

 

走って考えない!

面白いと思ったものを見つけたら、

直感(instincts)を信じて走り出します。

 

なぜって私にとって人生は アドベンチャーランドだから。

トーストマスターズの皆さん、ゲストの皆さん、

 

約半世紀前、母は直感を信じて父と結婚しました。

 

それは大失敗でした。(total disaster)

母は娘に同じ失敗をさせたくなかったので、

HHSJ協会を立ち上げました。

Husband hunting Society of Japan

メンバーは母と叔母のみです。

 

夏のある午後、母は私に一人の男性の写真と身上書を見せました。

アメリカから帰国後6ヶ月、私は冒険が大好きでした。

「お見合い?日本に昔からあるデート? 面白そう!行く行く!」

私は何も考えずに走り始めました。

 

数日後 母から私の写真と身上書を相手の家族に送ったと言われました。

趣味は料理とピアノと書いたそうです。

母は男性の多くは料理ができて

ピアノが弾ける女性が好きだと信じていました。

 

ただ問題がありました。

私が弾けるのは「猫踏んじゃった♪」だけ。猫にとってはひどい曲です。

料理といえば、作れるのは3つだけ。ご飯、カレー、その2つをミックスしたもの。

 

不安になってきました。

「お母さん、ピアノは誰も弾かないからって5年前に売ったじゃない。

それに私が全然料理できないの知ってるでしょ?

これって違法じゃないの?(illegal)」

 

母は笑ってこういいました。

 

「心配いらないわよ。趣味っていうのはね、好きなこと。得意なことでなくていいの」

なるほど~ 確かにそう言われればそうです。

母は賢いのです。

 

 

雲ひとつない晴天。 

私の第一回のお見合いにふさわしい天気です。

 

相手の男性は、エンジニア。

エンジニアって知ってます? データが大好きなんです。

私の誕生日、通った学校、趣味 すべて細かいことまで暗記していました。

 

私は彼の名前すら覚えてなかったのに。。。

 

 

ウィットに飛んだ会話でした。

だって私が話して、相手が聞いていたからです。

彼は聞き上手でした。 

私が面白いことを言うと笑ってました。

 

 

好意をもち始めたとき、

突然彼はテーブルトピックマスターに変身

(トーストマスターズで即興スピーチセッションで質問をする担当)

 

「料理が趣味なんですね。得意な料理はなんですか?」と聞いてきました。

 

「素晴らしいご質問ありがとうございました! 

私が得意なのは、カレーライスです。

野菜を切ってインスタントのルーを入れるだけです!」

 

そんなこと言えると思いますか? とんでもない!

 

人生で初めて走りながら考えなくてはなりませんでした。

 

不審に思われる前になんか言わなくちゃ~~~!

「メキシコ料理です! ルームメイトがメキシコ人だったんです!」

 

皆さん、私のルームメイトはメキシコ人ではありませんでした。

韓国人だったんです。

 

メキシコ料理だって作ったことなんてありません。

一体どういうのがメキシコ料理かも知らなかったんです。

 

 

すると目を輝かせて相手の男性は言いました。

 

「いいですねぇ! ぼくメキシコ料理大好きなんです!

一番のお気に入りはチムチャンガ です」

「なんてお見合いなの~!」

恥ずかしくて真っ赤になってしまいました。

心臓の鼓動も聞こえるくらいです。

 

また質問しようとしている~!!!

 

「ところで、あなたの趣味はなんですか?」

 

それからは静かな会話になりました。

なぜなら彼が話して私が聞いていたからです。

 

彼が何を話したのか、全く覚えていません。

覚えているのは、帰り道ひどい頭痛がしたこと。

 

「チムチャンガ、チムチャンガ、チムチャンガ」

と聞こえてきました。

 

家に着くと協会のメンバーが待ち構えていました。

「どうだった~?」

 

私は首を横に振り、事実を伝えました」

 

母は笑って、

「大丈夫よ~男は気づかないから。貴方が嘘ついたなんて思ってないわよ」

叔母も、

「赤くなったとき、恥ずかしがり屋だと思ったんじゃない。きっとそれでもっと
好きになったと思うわよ」

二人とも 楽観的過ぎます。

 

私は言いました。

「二度と私はお見合いになんて行かない!」

そしてそのとおりになりました。

あのお見合いは、最初で最後のお見合いでした。

なぜなら~

 

落ちはぜひ録画をご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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