きっかけというのは、不思議です。
先日の演劇ワークショップでたまたま隣に座った方から平田オリザさんの名前を聞きました。
平田オリザ氏と言えば、
以前PHP 話のおもしろい人 好かれる人
平成21年6月号の記事を読んで感激したことがあります。
「ユーモアコミュニケーション」でめざす面白い人というのは、こういう人なんだ!
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話の面白い人というとスピーチが上手い人
お喋りが上手な人というイメージがあるかもしれないが
そういう人が外国人と同じように
楽しくコミュニケーションできるかと言えばそうではない。
近頃の学生を見ていると
初対面の人と打ち解けていくことが
とても苦手なように思える。
その原因は 対話の能力の欠如。
会話は親しい人とのお喋り
であるのに対して
対話は異なる価値観を持った人とのコミュニケーション。
「会話」が分かり合う、察しあう文化に対して、
「対話」は説明しあう文化。
国語教育では無駄を省くという方向で進んできた。
無駄を省いて、要約してできるだけ的確に自分の意見を言いなさいと。
しかし、外国人のように価値観の異なる相手や初対面の人とのコミュニケーションは
ただ用件を伝えるというだけでは成立しない。
知らない者同士では お互いに相手のことを探り合いながら話をしていく。
すると無駄な部分が多くなる。
(PHP 心地よい関係をつくる話し方
話のおもしろい人、好かれる人 平成21年6月号 より)
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対話のポイントは、発言の中に無駄な部分が含まれている率 冗長率だそうです。
「本日 甲子園球場で 阪神タイガースが読売ジャイアンツに勝ちました」
というそれまでのアナウンサーの話し方に対して松平定知さんは、
「勝ちました、いやぁ 阪神、強いですね」
と順番を変えて感想まで盛り込んだことで、聞き手の心に響くようになったと書いています。
冗長率というとだらだらと長くなる気がしますが、
そうではなくて、事実以外の情報を入れることなんですね。
そしてこの冗長率を自在に操れる人こそが面白い人ではないかと 平田オリザ氏は書いています。
冗長率という言葉は初めてでしたが、その通りだと思います!
ユーモアクラスでよくやる 感情を出すワークも
冗長率を上げることにつながっていると嬉しくなりました。
ではどうやったら「対話力」を身に着けることができるのでしょうか。
その記事ではこう書かれています。
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会話や学校 過程などの決まりきった人間関係だけではなく、
社会の様々なコミュニティーに参加し、様々な人たちと触れ合うこと。
そしてそのときに大事なことは、相手を言い負かすのではなく、
人との対話を通して、自分自身もまた変化していく可能性を残すこと。
そんな柔軟性をもつことが、
魅力的な「好かれる人」になることにもつながるのではないだろうか。
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ユーモアセンスとは頭の柔らかさ。
いろんな見方ができるだけでなく、
いろんな相手に対して
自分を変化させることができる能力でもあります。
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