私は正直「酔っ払い」が嫌いだ。

 

父が飲まなかったからというのもあるが、

酔っ払ってわけがわからないことを言う人が怖い。

夫がたまに飲みすぎて酔っ払ったときは、

なるべく近づかないようにしている。

 

夫の両親は宮城出身。

義母の11人の兄弟のうち

3兄弟が関東に住むことになり、

一番年上だった義母は

弟二人をいつも気にかけていたようだった。

 

とくにすぐ下の叔父とは旅行に行ったり、

家に呼んだり、親しくしていた。

 

叔父夫婦には、子供がいなかったので、

夫も可愛がってもらっていたらしい。

 

叔父はシラフのときは、気にならないのだが、

酔っ払うと声が3倍くらいに大きくなり、

叔母にいつも叱られていた。

 

子どもたちは、

「酔っぱらいのおじさん」と呼んでいた。

 

 

その「酔っぱらいのおじさん」が

土曜日の夜亡くなった。

 

ちょうど私はズームで

「ハッピーラッキーミー」という

最近の良かったこと、

嬉しかったことをシェアする会を開催していた。

 

会の途中で、

叔父の危篤を知らされ

終わるとすぐに病院に向かう。

 

こういう時、本当にカーナビがあることに感謝する。

病院には、22時ごろ着いたが、

叔父は21時半に息を引き取ったとのこと。

叔母と親しい友人夫妻も間に合わなかった。

 

 

叔母はもともとサバサバしている人で、

1ヶ月前に入院したときに、

余命が長くないことを知らされていたせいか、

悲しそうな素振りは全くなかった。

 

「取りにくるのは、12時をすぎるんだって。

今混んでるらしいのよ」と

 

まるで荷物みたいだった。(笑)

 

 

そう、こういう場でもユーモアは所々に垣間見える。

 

もちろん、

悲しみに打ちひしがれている家族もいるので、

不謹慎ではあるけれど、

 

亡くなった人が多くて、

遺体搬送の車が大忙しというのは、

厳粛な死と合わないからか

ユーモアを感じてしまう。

 

実際、叔母が12時近くに確認の電話を入れて、

今向かっていると言われると

 

「本当かな、出前の電話じゃないだろうね」と

夫が言ってみんなで笑った。

 

義母が亡くなったのは、朝だったので、

亡くなってすぐ病院から葬儀場に搬送してもらえたのだが、

叔父は、真夜中ということもあったのか、

葬儀場には搬送できず、

別の施設に運ばれることになる。

 

場所を知らされて、

私たちと叔父の87歳の親しい友人と3人で向う。

カーナビがあって、よかったとまた思う。

 

87歳のおじさんと会話するのだが、

なんか答えがちぐはく。

 

後で耳がよく聞こえてなかったことに気づく。

 

ようやく施設に着く。

すごく新しい広々とした施設だった。

待合室には、ベージュの長ーいソファがあり、

温かい飲み物が飲める機械も置いてある。

 

先程まで古い病院の

狭い廊下の脇にある硬いベンチで

2時間ほど座っていたので、

広々とする待合室で待てて嬉しかった。

 

 

この時間にコーヒー飲んだら眠れなくなるかとも

思ったが、温かい物を飲みたかったので、

ミルク入りコーヒーを作りゆっくり飲む。

 

高い天井におしゃれな壁。

 

 

 

やっぱり環境で気分が変わる。

病院で襲ってきていた眠気はなくなっていた。

 

しばらしくして

遺体が安置されている場所に行き、

お線香をあげ、

戻りソファーに座り、またしばらく待つ。

お葬式の日にちが決まり、解散。

 

家に戻ったのは、2:30a.m. だった。

夫は次の日の葬儀の打ち合わせにも同席。

 

義母の49日が8月半ばに終わり、

ほっとしていたら、

すぐに叔父が入院になり、

夫は何度も叔母と病院に行くことになった。

 

私は夫の健康が心配なのだが、

叔母も85歳だから、

いろいろと一人で決めるのは、大変だと思う。

 

ただ夫も治療中なので、

体調を崩さないか心配だ。

 

私の両親は、親戚づきあいをしてなかったので、

結婚して親しくお付き合いをするようになったのは、

叔父夫婦くらいだ。

クリスマス会や

入学祝いの会にも来てくれたし、

息子の大学のアカペラコンサートにも見に来てもらった。

次男が卓球をやり始めたときは、

叔母と一緒に卓球したこともある。

 

たくさんの楽しかった思い出を語り合いながら、

心を込めてお見送りをしようと思う。

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

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