第4回ユーモアクラスのテーマは、声、ボーカルバラエティでした。
声で遊ぶ。声の表現の幅を広げて楽しい雰囲気を作る練習をしました。
同じ文章を声の高さ、速さ、感情を変えて読むのですが、
最初の人が決めた言い方で、全員が読み続けるというのが、
とてもおもしろいのです。
最初は、感情を変えて読みます。
怒ったように、やる気なさげに、恥ずかしがりながら、
笑いながら、怯えながらなどなど。
一人が読むのは、一文なのですが
まるで一人が全部読んでいるように合わせることがポイントです。
一人目がやる気ない感じで始めたら、全員がやる気ない声で読むのです。
すると、自分では普段出さない感情の声を出すので、
いろんな声を試すことが出来ます。
次は別人になって声を出す練習。
三歳児、おじいさん、ギャル、ヒーロー、ロボット、外国人などなど。
みんなで一つの話をシェアするので、恥ずかしさもなくなり、
チームワークも出てきてとてもいい練習になります。
先日のハロウィーンでは、
コスチュームを着て別のキャラクターになりますが、
ユーモアクラスでは、素でなりきりができるのです。
「裸の表情だけで、いろんな表現ができるのがいいですね。
一人で作るのではなく、人に合わせることで自分の見方も広がるし、面白くなると思いました」
メンバーの感想です。
一人が面白いジョークを言うのではなく、
みんなが一緒に笑える場を作るのがいいのです。
鴻上尚史さんの
『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』にも
外見に気を使うのと同じように
声や体、感情、言葉にももっと気を使えば
どんどん魅力的になって行くと書いてあります。
魅力的な表現とは、表現が豊かでバラエティに富んでいること。
ユーモアを交えた会話にも当然バラエティに富んだ表現が必要です。
すぐに表現豊かな声が出せるようになるわけではありませんが、
練習することによって、表現の幅が広がって行きます。
この本の声の章では、目標とするのは、
美しい声ではなく、表情のある声だといいます。
言い換えると「あなたの感情やイメージを表現してくれる声」
ユーモアコミュニケーションも同じです。
面白さが伝わらないのは、相手に気持ちが伝わらない、イメージがわかないからなんです。
だから声はとっても大事。
ラジオに出演してから最近ラジオ聴くようになりました。
声でこんなに表現できるのですね。
さすがプロはすごい!
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