私が独断と偏見で
ユーモアセンスのあると思う方にインタビューするコーナーです。
5人目は トーストマスターズ界の有名人 もーくん こと清水基さんです!
全国大会のインタビューで笑い転げた人もいるでしょう。
いつも周りを明るくしてくれる もーくんは
中学2年までは 全く目立たない少年でした。
それは、全科目成績優秀な双子の兄がいたからです。
いつも兄と比べられて
「どうせ 俺なんか~」
とすねていたもーくん。
そんなある日 生徒会顧問の先生に
会計に立候補しないかと声をかけられます。
会長に立候補している兄と勘違いしたのではありません。
「お前 悔しくないのか。
このままだと一生兄貴に頭が上がらないぞ。
勉強は確かにダメかもしれないけど
勉強以外だったらわかんないよ、お前。
勉強以外のことで勝負してみろ!」
そう先生に言われたものの、
今までほかの人のために何かやったことなどなかったもーくんは、
やると答えることができませんでした。
先生は「そっか」と寂しそうにもーくんの肩をポンとたたいて
他の生徒を探すため 職員室を出ていこうとしました。
その瞬間、
「これを逃したらもう誰も手を差し出してくれないんじゃないか」
と思ったもーくん、感極まって、
「俺だって。。。俺だって。。。
兄貴に 勝ちたいんだー!!!」
大声で叫んでしまいました。
何事かと振り返りる先生方。
それだけ言うともーくんは
子供のように わんわんと泣き崩れてしまったのです。
誰も自分の気持ちを理解してくれなかったのに この先生だけはわかってくれる。
それがとっても嬉しかったのです。
そして会計に立候補することに。
全校生徒の前でする所信表明。
人前で話したことがなかったため、
先生にスピーチを添削してもらい、
何度も何度も先生の前で練習しました。
応援演説には 学校一の人気者をつけてくれました。
そしていよいよ スピーチです。
スピーチは無事に終えたのですが、一か所だけ言い間違えてしまいました。
「自分なりに頑張ります!」
というべきところを
「それなりに頑張ります!」
と言ってしまったのです。
「『それなりに頑張ります』 ってどういうことですか?」
と質問されて 言い間違えたことに気づきました。
「『自分なりに頑張ります』 ということです」と答えて
ほっとしたのも束の間
「自分なりに頑張ります」 ってどういうことですか? と
質問が来てしまったのです。
「どうしよう~ 原稿に答えがない~」
頭が真っ白になり、青ざめて、思わず口から出てきたのは、
「それなりに頑張るということです!」
するとそれを聞いて全校生徒が大爆笑!
顔は真っ青 汗びっしょりでうつむきながら、もーくんは心の中で思いました。
「これってありなんだー」
何かがプチンと切れた瞬間でした。
親戚の中では いじられキャラとして可愛がられていたのですが、
学校ではすべてを封印して大人しくしていたのです。
このお笑い事件で 面白くない生徒集会を面白くするという任務を与えられたもーくん。
「皆さん、ベルマーク持ってきてくださいよ。ベルマークの1点を笑うものは1点に泣きますよ!」
廊下で知らない生徒が寄ってきて「生徒集会楽しみにしてます!」 と言われることも増えてきました。
所信証明の笑いは アクシデントだったかもしれない。 そして全員が笑ったわけではないかもしれない。
でも一部の人が 大笑いしてくれたことが、自信につながっていったのでしょう。
相手を信頼できれば 自分を出すことができる。
次に続きます。
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