シニア英会話クラスを担当し始めてからちょうど2年になります。
皆さんが楽しそうに笑いながら話している姿に元気をもらっています。
私が目指しているのは、英会話を通して感情を出し、
人とのコミュニケーションを楽しんでもらうことです。
毎回1週間であった楽しかったこと、嬉しかったことを話してもらうのですが
2年前は「え~?楽しかったことなんて何もないですよ」なんて言っていた人も、
お孫さんの話をしたり、パンフレットを見せながら観に行ったコンサートや演劇について話したり
セールでゲットした品物を自慢したり。
文章をノートに書いてくる人もいますが、話す時は見ないで話す決まりです。
英語を話す時はアイコンタクトしっかりするからです。
ダルビッシュがテレビインタビューで「海外に出てから変わったこと」を尋ねられ、
「(対話)相手の目を見て話すようになった」と答えたという記事を読んでから
皆さんしっかりアイコンタクトとっています。やはり有名人の影響力は強いですね。
皇后さまがしっかり相手の目を見て話しているのも印象に残ったようです。
近況報告は、毎回同じテーマで話している人もいますが、
それはそれで、同じことを何度も言っている内に話し方がスムーズになってきたようです。
同じことを繰り返すのも大事ですね。
6月最後のクラスは総復習でした。
今まで習ったフレーズを使って初対面の外国人に話しかける練習です。
パターンは3つ。
①相手の着ているもの、持っているものを褒めて話しかける。
②立食バーティでお寿司をとっている外国人に話しかける
③新幹線で富士山に感激している外国人と会話をする。
①Ilike your T shirt! I like your dress! I like your hat!
いつもは実際に着ているものを褒め合うのですが、
今回は想像力を駆使して何でもいいことにしました。
ただし言われた人はそれに乗ること。
インプロ(即興劇)です。
外国人役と日本人役に分かれてやってもらったのですが
中にはヨーロッパ出身のIKEAのデザイナーになっている人までいました。
①の相手の服装や持ち物を褒めるのは毎回クラスでやっているので、
外でも自然と出てくるらしく
レストランでウェイトレスさんのネックレスを褒めたら
大喜びされて(還暦祝いだったらしい)
その後のサービスがすごく良かったとか。
英語で話すときは、表情も身振り手振りも大げさに~と言っているので
皆さん手で話すことが多くなってきたようです。
今は50歳~80歳の方だけのクラスですが、
将来は20代、30代、40代の人とも簡単な英語でコミュニケーションできる場を作って行きたいです。
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