先週 カフェで相席になることがありました。

車いすのおばあさんとその娘さんらしき70歳くらいの女性。

私が会釈して座るや否や 金切り声で

「お母ちゃん!なんで そんなことするのよ!全く人のこと全然考えてないんだから!

 この気違い!」 

 

Σ(・□・;)

「え~~~~~!」

周りのお客さんも 不安そうに様子をうかがっています。

 

ぱっと目に入ってきたのが、テーブルの真ん中に置いてある

コアラのぬいぐるみ。

思わず、「これ可愛いですねぇ~」 と声を掛けました。

アメリカに旅行したときに買ってきたそうです。

(これはオーストラリア在住のAATHのメンバーにいただいたパペットです)

 

「よくこちらでお食事するのですか?」と聞くと2回目とのこと。

その日は語り部として小学生に戦争について話すことになっていて、

カフェがあるのを思い出して早めに来たそうです。

「同居されているんですか」 と聞くと

ちょっと戸惑ったような顔をしてそうだと答えました。

「大変ですねぇ」

それからいろんなことを話してくれました。(というか私の質問に答えてくれました)

退職するまでずっと同じ区でいろんな仕事をして働いていたこと。

911の時にアメリカに母親と行ったこと。

ロシア人と温泉に入ったことがあること。

バッグの中から母親と二人(コアラも)で写っている年賀状も数枚見せてくれました。

どれもとってもいい写真です。詩もよかった。

「チャレンジしよう。ハードルは低くていいから」と書いてあるのを見て

この「ハードルは低くていいから」ってところがとってもいいですね! 

(ポイントを絞って褒めるのはトーストマスターズのせいですね 笑)

というと少し嬉しそうな顔をしました。

 

おばあさんは95歳で、

自分の介護の仕方が悪いから呆けたんだって言われる というので、

父の話をして

「88歳で亡くなったんですけど、

最後の方はとんちんかんなことばかり言っていましたよ。

壁の中から馬の声が聞こえるとか。 お母さま95歳でしっかりしてますよ」

というと 「あはははは」 と笑いだしました。

何で笑ったのかわからないのですが、

イライラが少し収まったようでほっとしました。

「お母ちゃん、それ使っちゃだめよ。こっちを使うの」と注意するのですが

その声に以前のようなイライラがありませんでした。

「お姉さんにあげる」とウェットティッシュくれました。

私のことですよ。お姉さんって! (笑)

 

傾聴で心の安定を引き出す5つの姿勢というのがあります。

1.見つめる
2.微笑む
3.声をかける
4.触れる
5.褒める

1235は自然とやっていたのですが、

(別に数えていたわけではありませんが)

4は初対面の方とはむずかしいですね。

最後に握手して

「大変だと思いますけど、頑張ってください」

と言えたら良かったと思いました。

 

傾聴の概念を広めたカールロジャーズの言葉です。

「人は一人でも理解者がいてくれると それだけで元気になって 自分の課題に取り組むことができる」