父がとんちんかんなことを言い始めたのは、今年の3月初めでした。

「朝起きたら 何人か人がいるんだ。」

「この壁の後ろから犬の鳴き声がする」など。

皆さんだったら、何て答えますか?

「いるはずないでしょ!」

「耳がおかしいのよ!」

 

なんて否定するのではなく、

相手の話に乗っていく。

インプロの基本 YES AND 

これが認知症の父との会話にとても役立ちました。

 

いいねぇ。それで。。。と相手の話を受けて加えていく。

「お誕生日おめでとう!」と相手に言われたら即座に

「ありがとう!イチゴケーキ大好きなのよく覚えていてくれたね。」

と答える。

「寒いねぇ」と言われたら、「本当ね。ストーブだそうか」と答える。

そんな風にお芝居を作っていくのがインプロ(即興劇)

瞬発力、創造力が鍛えられます。

 

私の場合は、インプロ+傾聴

 

父「朝起きたら人が何人もいるんだ」

私「そうなのー?どんな人がいたの?」

父「よくわからないんだ。でもそのグループはこっちの方に行こうとする。

だけどおやじたちは、新しいことを発見するためにこっちに行くんだ」

私「そうだったの。お父さん、新しいもの発見するの、好きだものねぇ。今回は何を発見したの?」

父「それは何だったか覚えてないんだな。」

私「きっと土の中に入っていたものなんじゃない?」

父「そうかもしれないなぁ」

 

インプロで何回もペアを替え 練習するので、

このときも父とインプロをやっているような気になりました。

相手に寄り添って聴くのが傾聴ですが、

傾聴+インプロの聞き方には、少し遊びが混じっています。

ゲームをやっているつもりで話を聞く。

するとそこまで真剣に聞かないので、疲れないのです。

YES AND の会話がもっともっと広まりますように。。。

 

実家の庭の片隅に咲いていた紫陽花