ユーモアセンスのある日本人 石渡淳元さんの社会人編です。

少年編はこちら

【権威が大嫌い!】

上から目線で周りの人を馬鹿にする人、
自分はいつでも絶対正しいと思っている人、
立場の弱い人に威張り散らす人 

こういう人を見ると茶化してしまいたくなる石渡さん。

新卒で入社した銀行には尊敬できる支店長もいた一方で、上のタイプのような支店長もいました。

そんな支店長が支店のビルで下りのエレベーターを待っているのを見かけたとき、おならが出そうになった石渡さん。

一計を思いつきます。

そして、2つ上の階まで猛ダッシュ。

エレベータに先に乗り、急いでおならをして1つ上の階で降り、まんまと無人の臭いエレベーターに支店長を乗せてしまったのでした。

 
 

 

最終退行の担当となって各部屋の電気を消し鍵をかけて帰るときには、

支店長室で専用の椅子に座ってふんぞり返り、

「●●君、何をやっているのかね!」と

支店長の口調を真似て自分の上司を叱りつけてみたりと、いろいろいたずらをして遊んでいたそうです。

 

【人が傷つかないジョークは自分の笑い話しかない】

適性や能力などから銀行の仕事に限界を感じた石渡さんは入行から5年後に退社、出版社に転職しました。

ある英国ブラックジョークが面白いと外国人スタッフと雑談をしていた際、こんなことを言われたそうです。

Jokes are dangerous.  Some people get hurt.  You need to be careful. 

「ジョークは危険よ。傷つく人がいるから。気をつけないとね」

みんなに笑ってもらって誰も傷つかないジョークとはどんなジョークなのだろう?

つらつらと考えていたら、自分を馬鹿にするしかないことに気が付きました。

「ですので、SNSなどで笑ってもらおうと投稿をするときは、絶対に人を馬鹿にしないよう気を付けています。
結局、自分がいかに馬鹿かという話ばかりになってしまいます」

 

人をけなさない。
権威とかプライドとかかっこつけたい という気持ちを捨てる。

「ユーモアを身に着けるかどうか、という前に、ここをきちんとしておくことを、私は大切にしたいです」

変なプライドを簡単に捨てられたのは、高校で天狗の鼻をへし折られ、世の中には凄い人がたくさんいるんだと思い知らされたことも影響しているのでしょう。

謙虚にならないとユーモアって出てこないのかもしれませんね。

 

【自信がないと自分を馬鹿に出来ない】

「自分を馬鹿にできる人というのは、きっとどこかで自分を肯定しているんでしょうね。

救いようのないバカというわけではなく、欠点だらけかもしれないけれど、いいとこだってあるから、『まあ、いいか』と思えるかどうか。

そんなふうに思えれば、ジョークで自分を卑下してもひねくれた感じにならないと思うんですよ」

「まあ、いいか」という気持ちの根底には、自分が受け入れられているという感覚があるのかもしれないと、石渡さんは言います。

石渡さんの場合は、たぶん(「たぶん」を強調して言っていました)

奥さんやお子さんたちに受け入れられていると感じられるので、精神的に安定しているのだそうです。

「鬼嫁に追い詰められている夫からはとてもユーモアなんて出てこないでしょう」(笑)

 

次回は自分を受け入れてもらうには どうしたらいいか、石渡さんが中学生の男の子を家庭教師をされていたときのお話をシェアします。

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